エマ・トンプソン『いつか晴れた日に』(1995年):「イケジョ」作品のススメ

イケてる女優「イケジョ」のススメ:エマ・トンプソン。分別と思慮深さ。

■知性に思慮深さが加わると

エマ・トンプソン
(引用:IMDb.com, Inc)

そんなエマのイチオシ出演作は、『いつか晴れた日に』(1995年)です。

同作は、ジェイン・オースティンが1811年に発表した小説を原作に、エマ自身が脚本と主演を担当。わずかな遺産のみを残して亡くなった父のおかげで、貴族ながら苦労する3人の娘と母の姿を描いています。

エマは、長女エリノア役を好演。このエリノア、知的で思慮深いのですが、あまり感情を表に出しません。本当は恋心を抱いているのに、なかなか思いを伝えられない不器用さを持ち合わせたキャラクターです。

実はこの作品、以前、ヒュー・グラントのイチオシ作品としてご紹介しているのですが、エマ演じるエリノアと、グラント扮するエドワードの関係をメインに観るのがさらにおすすめ。古い作品ですが、エマがアカデミー賞脚色賞を受賞したように、小粋な恋愛群像劇として見事な輝きを放つ傑作です。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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