世界中でインフレが起こり、物価が上昇している今「お値打ち価格」「安い」といった言葉が人を惹きつけるのは事実。
しかし、不自然な安さにはよからぬ理由が潜んでいることも…?
近日、中国で販売されている「ビーフジャーキー」に食品偽装が発覚。「牛肉」と名乗っているにも関わらず牛肉の成分が一切検出されなかったとして現地メディアが報じ、問題となっています。
■お値打ち商品に購買者が殺到
現地メディアの報道によると、今回摘発されたのは中国で展開しているインターネット商店の一つ。中でも「安価でおいしい」を売りにしていたこのお店はビーフジャーキーだけで毎月17万パックを販売しており、約数千万円の売り上げを誇っていたと言います。
ビーフジャーキーが1パック(約600g)1000円弱とお買い得であることから数々のユーザーから高評価をつけられていました。
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■「どうせ味はわからない」!?
店舗を運営するグループは田舎の山奥で商品を製造していたのですが、あまりにも注文が殺到する為、毎日大量の荷物が拠点から運ばれていたことを怪しんだ地元警察が点検を実行。
すると、彼らが食品を扱うための許可をとらずに製造を行っていたことがわかります。
警察が点検のついでに大量に散乱していたというビーフジャーキーの成分を調査したところ、なんと牛肉が一切含まれていないものであることも判明しました。
犯人らはこの行為について「ジャーキーの肉が牛だろうがアヒルだろうが誰もわからないと思った。バレたとしてもわざわざ成分を検査する客なんていないので大丈夫だと考えていた」と供述しています。
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