人生に行き詰った時、人はだれかに縋りたくなる生き物。
近日、中国で「恋愛相談」に5800人民元(約11万円)を支払ったものの、2か月足らずで妻と離婚してしまったと主張する男性がメディアを騒がせています。
「完璧な恋愛必勝本」を購入したにも関わらず妻と離婚してしまった、責任をとって欲しい!と騒ぐ男性に対し、現地のネット民は冷ややかな目線を送っているようです。
■関係の修復方法を学んだつもりが…
恋愛や夫婦関係の悩みは、パートナーがいる限り人種問わず常に纏わりつくもの。河南省に住む男性・楊(ヤン)さんも例外ではありませんでした。
楊さんは昨年6月に妻と不仲になってしまい、思い悩んでいたところインターネットを通じて「恋人・夫婦仲を改善します」と謳うコンサル会社を発見。わらにも縋る思いで助けを求め、5800元(約11万円)を支払ったといいます。
コンサル会社は80ページにもわたる「恋愛指南」の教科書を楊さんに渡したほか、毎日相談員と1時間ほど通話をし改善方法を指導してもらいましたが、依頼から2か月後に妻との離婚が決まってしまったそうです。
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■ズレまくりの恋愛指南
ショックを受けた楊さんは、コンサル会社の資料や指導は全く意味がなかったのではないかと思い、自身のWeibo(中国版ツイッター)で経緯を投稿、現地メディアに取り上げられることに成功しました。
例の教科書には「愛と賛美で結婚生活の破綻を防ぐ」「会話はユーモアが大切」など、インターネットを検索すればどこにでも書いてありそうな文言がズラリ。
「パートナーには『今僕は世界一素晴らしくて美しい女性にメッセージを送っているよ』と日常的に連絡してみましょう」といったアドバイスのほか、気になる異性には「こんなに優秀なのに彼氏がいないなんて…」「笑ってない顔も素敵だね」「君に見合うような優秀な男になりたい!」など、愛の言葉を囁けばOKと、なんだかちょっとズレているような指南が記載されていることがわかっています。今時こんなこと言われて嬉しい女性がいるのでしょうか…。
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