甲子園初優勝、仙台育英の監督 「オレンジ色の時計をつけていた理由」に感動の声
東北出身であるサンドウィッチマンの伊達さんもその想いを語っています。
22日に行われた第104回全国高等学校野球選手権大会の決勝戦では、宮城県代表の仙台育英高校が東北勢としては初の全国制覇を果たし、須江航監督の優勝インタビューが大きな話題に。
そんななか、須江監督が身に付けていた“オレンジ色の腕時計”にも注目が集まっています。
■「青春ってすごく密」名スピーチ
同校は、2015年以来7年ぶりに決勝へ進出。春夏を通じ12度の決勝に進みながらも長らく優勝をつかめなかった東北勢のなかで、悲願の初優勝を飾りました。
試合後に行われたスピーチでは、「青春って、すごく密」と涙ながらに語った須江監督の言葉が大きな話題に。
「どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しいなかで本当に諦めないでやってくれた」とコロナ禍で奮闘した選手たちをたたえ、最後には「すべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、僕たちがここに立ったというだけなので…ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」と呼びかけました。
■サンド・伊達さんも言及した“腕時計”
球児たちや試合の裏側にスポットを当てる20日放送の『熱闘甲子園』(ABCテレビ)では、須江監督が左の手首に付けていた“オレンジ色の腕時計”に着目。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、県大会準決勝出場を辞退した仙台南高校の校章のカラーでもある、オレンジ色の腕時計を身に付けることで、須江監督は同校の想いを背負って試合に臨んでいたといいます。
宮城県出身であるお笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんは、20日放送の冠ラジオ『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』(ニッポン放送)でこのエピソードについて言及。
辞退となった仙台南に「相当悔しかったと思う」など想いを語り、須江監督の計らいを「素晴らしい考えかた」と称賛しました。
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