2日放送の『マツコの知らない世界』(TBS系)では、アニメ聖地巡礼の世界を特集。
聖地巡礼がもたらす地域おこしの影響に着目し、タレントのマツコ・デラックスさんも感激する一幕がありました。
■聖地巡礼の原点を紹介
アニメファンが作品に登場した場所を巡る、聖地巡礼。
同日の放送では、聖地巡礼ブームを支えるアニメファンたちがその魅力についてプレゼンを行いました。
今や一般的となっている聖地巡礼の世界ですが、人気アニメ『らき☆すた』の舞台となった埼玉県・久喜市(くきし)にある鷲宮町(わしみやまち)は、約31億円の経済効果がもたらされた聖地巡礼の原点といわれています。
放送から15年たった今でもファンが集うこの町は、アニメ放送後、鷲宮神社への参拝客数が約9万人から47万人に増加するという盛況ぶり。
同市では、市長が率先して関連のイベントを開催するほか、地元のお祭りでは同作品デザインの神輿が登場するなど、地域が一体となって聖地巡礼ブームを支えています。
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■老舗の店がファンに愛される聖地に
地元にある老舗の和菓子屋では、店内にグッズを収める祭壇を設置したことで、アニメの舞台ではないものの、ファンが集まる聖地になったといいます。
この店の店主は、ブームにより町の知名度が上がったことで、住民が「地区の名前に対してプライドを持った」とその影響力の大きさを語ります。
創業52年を迎える地元の町中華では、店内にはファンが置いたグッズであふれ、長年聖地として愛されてきましたが、今年8月に惜しまれつつも閉店することに。
「オタクを馬鹿にしているときもあったけど」と当初はブームに抵抗があったと話す店主ですが、「性格が真面目」「礼儀正しいし」とファンの人柄に触れたことで、来てくれたファンを家に泊めるようになるなど徐々に対応が変わっていったと振り返りました。
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