トランスジェンダーの受刑者が女性刑務所に収容 ハラスメントや妊娠騒ぎが…

性自認についての理解が進む一方で、さまざまな問題が生じているようです。

■元の刑務所へ再移送を要求

このたび注目されているデミは、移送先で男性職員によるボディチェックが行われたことなどについて、ブログに投稿。「狼の中に放り込んで、私が諦めるのを待っている」「同意の上での性交渉で罰を受けている」と、女性刑務所への再移送を要求しました。

しかし、ニュージャージー州矯正局スポークスマンのダン・スペラッツア氏は、デミが移送された刑務所には現在、トランスジェンダーの女性が3名いると発表。また、同意の上であったとしても、ニュージャージー州刑務所内での性行為は違法であると付け加えました。


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■女性受刑者側も提訴

一方で2021年に、エドナ・マハン矯正施設の受刑者たちがトランスジェンダーの受刑者によるハラスメントを告発、指針の撤回を求めて提訴しました。その中で、トランスジェンダーの受刑者たちが女性受刑者たちと性交渉をもっていることも、明らかにされました。

今回、妊娠した女性2人が同じトランスジェンダーの受刑者によって妊娠したのかなどについての詳細は、明らかにされていません。しかしよりインクルーシブな社会を目指して、新たな指針づくりが必要なのかもしれません。

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(文/fumumu編集部・原田 パラン

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