迷惑ティックトッカーに非難の声 空港混雑回避のため車椅子を悪用する人たち

普通の旅行者が車椅子に乗るだけでVIP待遇を受けられることを紹介したTikTok動画が話題を集めています。

車いすの女性
(Creatas/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

コロナとの共生を掲げ、過去数年間の外出自粛からの鬱憤を晴らすかのように、多くの人が海外旅行へと旅立っています。

そんな人々で混雑する空港において、長い時間列に並ばずに済む方法をSNSに投稿した人たちに対し、非難の声が上がっています。『Dailymail』『Dailystar』など海外メディアが報じました。



■待ち時間を少なくする方法

イギリスでは、空港の混雑による長い列と大混乱が連日報道されています。そして、そんなイギリスのなかでも最大規模のヒースロー空港では、あることが問題となっているそうです。

最高責任者のジョン・ケイさんによれば、長い列に並んで待たなくても済む方法として、車椅子利用者を装うことをTikTokの動画で紹介する人たちが現れ、それ以降、車椅子利用者が劇的に増えたそうです。

さらにバーミンガム空港でも、現在は車椅子利用者が20%増となっているというのです。



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■TikTokでコツを紹介

ある人は『こんな素晴らしいことが…』という動画を投稿。片方の靴下を脱いで車椅子に乗ると専用レーンの利用が可能となり、車椅子を押してくれる係員が配備されたこと、周りの席を空けて脚を伸ばせるようにしてもらえたことなどを、紹介しています。

さらには、『4ステップでVIP待遇』とした動画を投稿した人も。「無料貸出の車椅子に友人を乗せる」ところからスタートし、ほとんど列にならぶことなく、特別なルートとタイミングで飛行機内に搭乗するところまでを披露しました。

続きを読む ■他の空港での車椅子利用者増

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