「憚り」は何と読む? 『火垂るの墓』節子のセリフにはこんな意味があった…

普段あまり目にしない「憚り」という言葉。その意味と読み方を知っておくと、ちょっとカッコいいかもしれません。

憚り

日常的に目にする漢字のなかにも、うっかり読み間違えてしまいがちな言葉や、“難読漢字”と呼ばれる言葉もあります。

現代の生活では、あまり目にすることのない「憚り」という漢字。この意味と読み方を知っていると、ちょっとカッコいいかもしれません。



■「おごり」や「あせり」ではない

fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,590名を対象に「憚り」を何と読んでいるか意識調査を行ないました。

その結果、「おごり」と読むと答えた人が全体で14.6%。「あせり」と答えた人が10.5%、「たんり」と答えた人が1.5%という結果に。

どれも送り仮名が「り」なので、確かにそう読んでしまいそうですが、「おごり」や「あせり」とは別の言葉になります。



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■正しくは「はばかり」

憚り

なお、「憚り」の正しい読み方は、「はばかり」。

全体で73.2%の人は正しい読み方を知っていた一方、約3割の人が別の言葉と読み間違えていた…という結果となりました。

「憚」は音読みで「たん」、訓読みで「はばか(る)」「はばか(り)」などと読み、はばかる、差し控えるといった意味があります。

「たん」とも読むのですが、「たんり」ではなく、「忌憚(きたん)」といった使われ方をします。

続きを読む ■『火垂るの墓』の“はばかり”の意味は?

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