「漫画に同性愛者を出さないで」の声に、当事者が思うこと

たまに目にする言葉です。

③ノンフィクションの場合は注意して

「私はレズビアンですが、フィクションの世界に同性愛者のキャラクターが登場することに対しては特に抵抗がありません。


時にはキャラクター化されることによりリアルとは乖離した過剰な描かれ方をすることもありますが、架空の人物あるあると言うか、それ自体は同性愛者のキャラクターに限った話でもないので気にする必要はないのかなと。


ただ、ノンフィクションの場合は内容について注意をして欲しいという気持ちはありますね。同じ同性愛者であってもAさんとBさんでは様々な違いがあるので、個人的な意見や主張を、あたかも同性愛者全体の意見や主張であるかのように描かないように、配慮を忘れないで欲しいなと思います」(20代・女性)


筆者にも、創作にあたって特定のマイノリティに関する取材が来た経験があります。一言では言い表せない旨などを伝えながら真摯に対応したつもりでしたが、「無償で簡単な話をしてくれる人」を探していた印象。

出来上がった作品は、そのマイノリティとはかけ離れたもので、当事者からモヤモヤする声が多く上がっていました。

LGBTは以前と比べると認知が高まり注目されていますが、それゆえに思うところが多い場面が増えて来ているのでしょう。

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(文/fumumu編集部・fumumu編集部

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