正月も仕事を強制する企業に従業員が反発 裁判の結果に反響
中国で起こった企業対個人の訴訟に注目集まる。正月も労働を強制する会社に男性がとった行動とは…。
どんな職種にも「休日」は必要であり、労働の後には身体を休めなければならないもの。
日本で言うお盆やお正月など、その国にとって大切な行事がある日は尚更「仕事をしなくてもいい」という暗黙の了解があるのではないでしょうか。
現在旧正月真っただ中の中国でも同じ。サービス業や飲食業は稼働していても、労働者は後に休みを貰わなければいけないといった現象は各国共通です。
しかし、そんな中会社に「正月休みは会社支給のパソコンを持って帰れ」と言われてしまった青年が1人。今回ご紹介するのは、その「休暇」を懸けた会社と従業員の戦いに関するエピソードです。
■正月まで逃さないブラック企業?
中国現地メディアの報道によると、上海のある会社が正月休みを迎えるにも関わらず、従業員の男性に「パソコンを持ち帰り仕事をしろ」と命じたとのこと。
なんでも、カスタマーサービス業務を受け持つこの会社は連休中に問い合わせがあったらいけないと、追加の給料も出さずに仕事をさせようと目論んでいたのです。
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■休み中の業務を行う義務はないと主張
しかし、男性は「休みは休みなので、その期間中僕に業務を行う義務はありません」と主張。正月中は家族と過ごさなければならないと話し、休暇を与えないのは法律違反だと会社側に物申しました。
すると、なんとこの会社は男性をそのまま解雇処分に。もちろん納得のいかない彼は「ならば法律で勝負だ」と会社を訴えるという行動に出ます。
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