おうちで映画三昧:「イケオジ」作品のススメ ⑲ウィレム・デフォー

オーバー40男優「イケオジ」のススメ⑲ウィレム・デフォー。人生は自分の意志で選べることの体現者

■『プラトーン』とは?

ウィレム・デフォー
(引用:IMDb.com, Inc)

このように、悪役が多いウィレム・デフォーですが、おすすめの出演作は、『プラトーン』(1986年)です。

かなり古い作品ですが、巨匠オリバー・ストーン監督が、1960年から70年代に起きたベトナム戦争をリアルに描き、1987年の第59回アカデミー賞作品賞、監督賞などを受賞した名作。

ストーン監督が、実際にベトナム帰還兵であるためか、ドキュメンタリーのようにも思えるリアルさが際立ちます。


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■「意味への意志」を体現する

ウィレム・デフォー
(引用:IMDb.com, Inc)

その中でデフォーは、エライアス・グロージョン3等軍曹を好演。普段の悪役のイメージとは真逆で、過酷な戦場でも人間らしさを失わない善人に扮し、第59回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。

同作のグロージョン3等軍曹は、心理学者ヴィクトール・フランクルが唱えた「意味への意志」を喚起させます。

どんなに厳しい状況におかれていても、人間は自分の行動や態度を、意味あるものとして、自身の意志で決められる。

それを体現するキャラクターを、1955年7月22日生まれのデフォーが演じたのは、30代に入ったばかりのころ。そこからレジェンド・イケオジへ続く道が始まったと考えると、観ている私たちにも勇気を与えてくれるといえるでしょう。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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