EXIT兼近、VTuber動画に抗議したフェミニスト団体に苦言 「方法が違うじゃねぇか」
先日、千葉県松戸市が公開した交通安全啓発動画。フェミニスト団体からの抗議文を受け削除しました。
先日、千葉県警のYouTube・ツイッターから1本の動画が削除されました。
千葉県松戸市の“ご当地Vチューバー”・戸定梨香(とじょう・りんか)さんが、自転車を利用している人々へ「ルールを守って正しく利用しましょう!」と呼びかけている交通安全の啓発動画ですが、“女性蔑視”“性的”などの批判を受け、公開から1カ月半で、削除。
16日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)ではこの件を取り上げ、MCを務める、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹さんは「分断が生まれるのが一番悔しい」と考えを述べ、反響が寄せられています。
■「性犯罪誘発の懸念すら感じさせる」と抗議文
この交通安全PR動画は、Vチューバー運営会社・千葉県松戸署・松戸東署が協定を結び、企画が実現したものですが、全国フェミニスト議員連盟が、この動画に対して抗議しました。
セーラー服のような上衣で、丈はきわめて短く、腹やへそを露出/下衣は極端なミニスカート/体を動かすたびに大きな胸が揺れる/女子中高生であることを印象づけたうえで、性的対象物として描写かつ強調…と指摘。
そして「性犯罪誘発の懸念すら感じさせる」「本動画は、女児を性的な対象として描いており、女性の定型化された役割に基づく偏見及び慣習を助長しています」と、謝罪・削除要請が記されています。
ネット上では「どこが女性蔑視なの? 女の自分にもわからない」「公共機関で採用してるのが問題。配慮するのは当然」「受け取り方の違い…難しい」など様々な意見が。
また「全国フェミニスト議員連盟への抗議署名」も立ち上がり、すでに38,000人以上が賛同しています。
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■兼近「目的は素晴らしいのに…」
この件に、「性的かと聞かれたら、僕はそうは感じなかった側の人間ですけど」と口を開いた兼近さんは、“女性がイキイキと生きることができる、あらゆる環境づくり”を掲げている「全国フェミニスト議員連盟」に「この目的って素晴らしいし、僕も手伝いたいし、やりたいと思う」と理解を示します。
しかし「“あえて胸を出す”という表現をする女性もいる。それに対して僕が『胸出すな』って言ったら、女性蔑視になる。男性も“服を着ていたほうが興奮する”という人もいる」と捉え方が様々であることを説明。
続けて「ここまで強く打ち出すと、逆の意見との分断を生む。これでまた活動が狭まって、フェミニストの素晴らしい活動をしている人たちの妨げになってしまう」と懸念し、「目的は素晴らしいのに、方法が違うじゃねぇかってすごい思う」「分断が生まれるのが一番悔しい」と語りました。