女性に生まれたからには、長期に渡り付き合っていかなくてはいけない生理。不快感だけでなく、生理痛も一緒にやってくるのが厄介なところです。
しかし自分が今生理中だとは、周囲にも言いにくいものです。相手が男性の場合には、なおさらでしょう。
■生理宣言する人はわずか
fumumu編集部では、全国20〜60代の生理のある女性435名に生理中であることを周囲に告げるかの調査を実施しました。
「周囲に宣言する」と答えた人は、わずか全体で18.6%しかいないことが判明。やはりおおっぴらに伝えるのは、勇気がいるようです。
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■会社員になると周囲に伝えにくく…
20代女性で見ると、学生は25.6%もの人が周囲に生理中であることを伝えています。友達同士では、言い合いやすいのでしょう。
一方で会社員になると、12.6%にまで減少してしまうのです。
「男性社員も多いので、言ってもつらさはあまりわかってもらえないと思います。そもそも男性に、生理中なんて言いにくいですからね」(20代・女性)
女性の中にも、生理痛があまりない人もいます。
「以前勤めていた会社の先輩が生理で苦しそうな後輩のことを影で、『生理くらいで大げさにして、どうせかまって欲しいだけでしょ』みたいなこと言ったのを聞いてショックでした」(20代・女性)
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■伝えても理解されない…
生理中だと伝えられたとしても、相手が理解してくれるとは限らないものですね。勇気を出して言ったのなら、悲しいところです。
「おなかは痛いし吐き気までして、仕事にも支障が出る状態に。体調不良だと伝えればよかったのですが、ちゃんとした理由を言わないと悪いと思い『生理痛がひどくて早退したい』と上司に伝えました。
すると、『病気じゃないし、少し様子を見て』との返事が…。ずっと我慢してきて、限界なのに。その後の調子の悪さを見てようやくOKが出ましたが、とてもつらい経験でした」(20代・女性)
女性が多い会社では、やはり理解が大きいようです。
「うちの職場は女性が多いので、生理の話も結構します。生理がつらいときには仕事を変わってもらうなどして、お互いに支え合って乗り切っている感じです。
他の会社にはこんな風習がないと知り、とても恵まれた環境で仕事をしていると思っています」(20代・女性)
たとえ男性に理解があっても、女性が言いにくいと思っていることもあるでしょう。今まで生理の話を表にすることはタブーとされていただけに、複雑な背景が隠れているようです。
(文/fumumu編集部・ニャック)