当事者から見ても「主張が強すぎる」と思うLGBTの発言

マイノリティの主張に「度を越している」と思ったことがある当事者も。

LGBT
(Iuliia Pilipeichenko/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

一部のセクマイの発言について、「度が過ぎているな」と感じている当事者は少なくありません。

どのような主張は行き過ぎていると感じているのでしょうか。fumumu取材班は話を聞いてみました。



①「間違っている」と攻撃的

「『LGBTは受け入れられるべき』という思いに囚われて、個人レベルの好き嫌いにまで言及してしまうような方の発言を見かけると『主張が強すぎる』と感じます。


たとえば『同性愛者が嫌い』だという人がいたとしても、その人が同性愛者に対して差別的・攻撃的な振る舞いをしているというようなことが無い限り、その事実自体は誰が咎めることでもないと思うんです。


先日も某SNSで同性愛者への嫌悪感を呟いた方に対してLGBTの方が『同性愛者が嫌いだなんて間違っている』というような主張を攻撃的にしているのを見かけましたが、同じLGBTに属する者として、それはちょっと違うんじゃないかなぁと何だかモヤモヤしてしまいました」(20代・女性)



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②積極的な人のイメージで…

「基本的に、今LGBTをオープンにして、さらに社会活動をして団体や集団で活動している人の中には、発言は強すぎするなぁ…と思うこともあります。


そういう人たちの意見やイメージでLGBTが固定概念化され、余計にカミングアウトしにくくなるのでは…。


たとえばレズビアンだと、くっついたり離れたりする、今カノの元カノと付き合うとかそういう節操のなさを取り上げられることもあるけど、実際には、ちゃんと働いて同じパートナーと長くいる人がほとんどだし、みんな二丁目で遊んでるわけじゃないし。


正直、そういった固定化されたイメージのせいで生きにくく感じてるので、もうちょっと周囲をみて主張したらいいのに…と思っています」(20代・女性)

続きを読む ③マジョリティを抑圧する

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