EXITりんたろー。が伝えた「若者の現状」に尾身会長は絶句　対談は大きな反響

■「感染リスクの高い5つの場面」に「聞いたことがない」

また、尾身さんは「われわれ専門家としては、ずいぶん提案しているんですよ」と、昨年10月に尾身さんら専門家は、発生したクラスターを分析した結果の「感染リスクの高い5つの場面」を発信していることを伝えます。

「3密」状態になりやすく、感染しやすいとされている5つの場面は、飲酒を伴う懇親会／大人数や長時間に及ぶ飲食／マスクなしでの会話／狭い空間での共同生活／居場所の切り替わり。

これを提示されたりんたろー。さんは「聞いたことがないですね。逆にどういったところで発信されてたんですか？」と質問。実際には、記者会見で発表していますが「興味深いコンテンツが増えすぎている。あまりこちらが求めなくても入ってくるものが多いからかもしれないですね」と新聞やニュースに触れる若者が極端に少ないのでは？　との見解を示しました。

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■りんたろー。の言葉に絶句

りんたろー。さんは「これだけニュースでやってても、緊急事態宣言が出てるのか出てないのか知らない子も多いですね」と話しますが、この言葉に尾身さんは衝撃を受けた表情を見せ「あぁ…」とひとこと。

さらに「個人のルールがめちゃくちゃできたじゃないですか。そこを5つの場面に置き換えられたら、もっと楽しめることも増えるし、また変わるような気がするんですけど」と考えを述べました。

最後に尾身さんは「大事なものというか、飛躍的になにかが進むときは、異なる人たちが集まって火花を散らす活動で、今までにないことが起きているんですよ。りんたろー。さんは35歳、70の私との違いは、たかだか人類の歴史からしたら一緒の年代。大して違わないので、そういうようなことをみんなが思う社会になるといいですね」と願いを口にしました。

■「尾身会長」「りんたろー。」トレンド入り

対談の放送後には、ツイッターでは「尾身会長」「りんたろー。」がトレンド入りするほど注目を集めています。

「尾身会長が本気でりんたろーさんに助言を求めて話を聴いてる姿に圧倒されました」「りんたろー。の発言に何度も驚いた表情してた尾身会長。 こうやって世代を越えて意見交換できる場って本当に大切だと思った」「りんたろー。の『緊急事態宣言出てるのか知らない子も多い』の時の尾身会長が絶句して、なんとも言えない表情を見せたの印象的だった」など、多くの反響が寄せられています。

また「興味深い対談だった。 新聞読まないテレビも見ない若者代表 （といっても35歳）x 周りにジジイしかいない分科会会長 世代間がとっくに分断されてるんだな」「テレビと新聞で知らせればいいという時代が終わってるとそろそろ現実を見た方がいいですね…」「なんで伝わってないのを『若者』と決めつけるのか。どうしてここまで目の敵にされなきゃいけないのか、って怒りはこういう人たちには伝わらないんですよね」などの意見も見られます。

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（文／fumumu編集部・冬野 とまと）

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