アニメ『東京BABYLON』模倣問題で制作中止 ファンから落胆と安堵の声
TVアニメ『東京BABYLON 2021』が、制作中止を発表しました。
昨年11月に制作発表され、4月に放送予定とされていたTVアニメ『東京BABYLON 2021』公式が、29日に制作中止を発表。
ネットでは、ファンから悲嘆の声があふれる一方、安堵の声も寄せられています。
■2点の模倣が発覚
同アニメの原作となる『東京BABYLON』は、女性漫画家集団「CLAMP」の90年代の大ヒット作品。時を経てのアニメ化には大きな反響と期待が寄せられていました。
ところが昨年、制作発表会で新ビジュアル・キャラクター設定イラストを公開したところ、視聴者から、キャラクターの衣装が現存する衣装デザインの模倣である可能性を指摘されたそう。
制作幹事のキングレコードと、製作委員会が事実確認をしたところ、2点の模倣が発覚。公式では謝罪し、その後4月に予定していた放送の延期も決定しました。
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■さらなる盗用も…
ところが今月29日、公式では一転して「制作中止」を決定。公式サイトの発表によると、指摘されていた2点の模倣以外にも多数の盗用があったのだとか。
製作委員会で協議を重ねた結果、「現制作会社との信頼関係の欠如により制作続行は不可」と判断し、プロジェクト自体を中止するとの判断に至ったそう。ファンはもちろん、原作者、声優ら関係者への謝罪が綴られました。
なお、プロジェクトの公式HPと各SNSは、制作中止に伴い4月30日には閉鎖されることも注意書きされています。
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