たとえ両親などが理解を示していても、つらいと感じてしまうゲイは少なくないようです。fumumu取材班は理由を聞いて見ました。
①結婚によるプレッシャー
「自分は結婚をしない人生を固く決めていましたが、それでも職場など、20代から30代にかけて結婚にまつわる周囲のプレッシャーは煩わしいものでした。
学生時代は今ほどネットが発達していなくて出会いの機会も乏しく、恋愛に積極的になれたのは大人になって行動範囲が広がってからです。
中高生なりの恋愛が楽しめなかったのは少し後悔です。それでも20代からゲイの友達も増え、さほどの悲壮感もなく過ごしてこられたのは幸いだったと思っています。」(40代・男性)
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②将来に関する不安
「会社でもプライベートでも、結婚や子どもに関する話題を振られる時が一番大変です。
親にはカミングアウト済みの為、孫の顔を見るのは諦めて貰っていますが、小さな子供が出てくるテレビ番組を一緒に観ている時に、ゲイである事を申し訳ないと感じる事があります。
母親からは、私らしく生きて貰えたらそれで充分と言われた事が有りますが、所帯も持って安心させてあげたり、未来を担う子どもを育て地域に貢献したりする事が出来ないという点で、後ろめたいのです」(30代・男性)