NHKで「ビチクソ野郎」と罵る言葉も… 『岸部露伴』放送禁止用語に反響

NHKで「ビチグソ野郎」はOK?

■異常な形相で…

しばらくして、行きつけの古本屋で志士に会った露伴は、彼の変わり様に顔をしかめました。元々気が合わず変な奴だとは思っていましたが、明らかに様子がおかしいのです。

「くしゃがらについて何か知らないか」と店主に詰め寄るその姿は異常者そのもの。

謎の言葉「くしゃがら」に憑りつかれた志士は寝食も忘れて文献を読み漁っていたようで、「人生でこれ以上ねーってぐらい辞書をよんだぜ小説も図鑑も絵本だって呼んだ。警察にまで行ったんだぜ。なのにやっぱりねーんだ。『答え』はどこにもない」と発言。

その様子は数日前に露伴が新聞で見かけた「研究に熱中するあまり死んだ大学教授」の事件に瓜二つでした。


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■人を狂わせる言葉

ただ事ではないと本能的に察した露伴は、志士に「もう気にしないっていうのは、どうかな?」と提言。

自身の研究を否定された志士は「そんなこと…無理に決まってんだろ!このビチグソ野郎がァーッ!」と激昂したと思いきや「頭ん中がくしゃがらでいっぱいでどうしていいのか全然わからねぇんだよ…」と弱気になったりと情緒不安定な言動を繰り返します。

露伴が「スタンド能力」で彼の頭を覗いた結果、「くしゃがら」は「言葉そのもの」であり、好奇心を抱いた人間に憑りついてしまうからこそ使用禁止になっていることが判明。人間の「知りたい」という気持ちを利用し、拡散させ、狂わせる怪異のようなものだったことがわかり、露伴が志士の記憶を消すことで物語は幕を閉じました。


■NHKの謎すぎる基準に反響

本来「集英社」「週刊少年ジャンプ」であるはずの出版社名や雑誌名がもじられていたほか、原作小説では「XXXX野郎」「あまりにも汚い言葉で、とてもそのまま記すことはできない」と表現されていたにも関わらず「ビチグソ野郎」と森山さんが言い放った本作に対し、ツイッターからはツッコミが殺到。

「NHKの放送禁止用語 集英社と少年ジャンプ」「ビチグソ野郎はいいんだwwww」「少なくともビチグソ野郎はNHKの放送禁止用語だろ!w」など、厳しいのか甘いのかわからない判定に盛り上がるファンが多数見受けられました。

また、人に憑りつく言葉「くしゃがら」について「視聴者の皆様の安全のため、番組内で使用した『くしゃがら』は実際の単語とは違うものを使っております」と「おことわり」を出した制作陣の粋なはからいにも称賛の声が集まっています。

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(文/fumumu編集部・鳳 あゆ子

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