切なすぎる… ドラマ『35歳の少女』が視聴者の心に響くワケ

毎週土曜夜10時から放送されているドラマ「35歳の少女」が泣けると話題に! 心に響くワケを分析してみた

柴咲コウ
(写真提供:JP News)

現在放送中のドラマ『35歳の少女』(日本テレビ系)では、柴咲コウさん演じる”心は10歳の小学生、体は35歳”の主人公・時岡望美をめぐる切ない物語に、思わず涙してしまうとの報告がSNSでも続出中…!

今回は秋ドラマ「35歳の少女」が視聴者の心を揺さぶって止まないのはナゼなのか…。キューっと心を掴まれる理由を考えてみました。



■「35歳の少女」とは

父、母、妹の4人家族の中で円満に育った望美(柴咲コウ)は、10歳のころに自転車で事故に遭い、それから25年間の間眠り続けました。しかし母・多恵(鈴木保奈美さん)の長年にわたる介護により、事故から25年後に目を覚ましたのです。

しあし、体は35歳の大人そのものですが、心は事故当時の10歳のまま…。”35歳の少女”の心が少しずつ大人になっていく様子や、彼女を取り巻く家族像や恋愛像を、現代日本の人間関係における様々なソーシャルイシューと共に描いたドラマです。



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■浮かび上がる現代日本の家族像

望美が眠り続けた25年間の間に、円満だった家族関係はかなり変わってしまいました。

両親は離婚し、優しかった母の面影も今は垣間見えず、父・進次(田中哲司)は別の相手と再婚したものの、新しい家族への本音はいつも心の中。妹・愛美(橋本愛)は社会人として働きながらも、恋愛で心を痛めヤケ酒の日々…。

見違えるほどに変わってしまった元・家族の様子に望美はがっかりせざるを得ません。しかしこれらの”家族関係の変化や分離”はどこの家庭でも起こり得ること。

今ある現状が絶対ではないこと、たとえ家族であっても、人と人との関係はいつでも諸行無常、会者定離であるという点に切なさを感じる視聴者も多いようです。

だからこそ今あるつながりや、家族を大切にしようという気持ちにさせられますね。

続きを読む ■”友達”の定義の変化

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