近年、LGBT(セクマイ)を中心として多様性が言われるようになってきています。この多様性は、性自認が出生時の性と同じであり異性愛者の“マジョリティ(多数者とされる人)”にも関係があることです。
よく「多様性を認める」と言いますが、どういうことなのでしょうか。fumumu取材班は男女に解釈を聞いてみました。
①個性として認め合えること
「同性愛の人や性自認が出生時の性が異なる人、著しく苦手なことがある人、体の弱い人…そういう人も全てひっくるめて個性として認め合えるのが大事なのではないかと思います。
どの人も、『同性愛だから〜』『体が弱いから〜』と後ろ指を指されることなく、生活できるのが多様性が認められる社会ではないでしょうか」(20代・男性)
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②必要な支援を見極め弱者にしない
「大学生の時、介護等体験で障害者の方と関わる中で、職員が『できない』と決めつけない。でも、特性的にできないことを無理矢理させようとしてストレスを与えてはいけない。できること、もう少しでできそうなことには挑戦させ、できないことは助けるのが支援だと感じたんです。
どんな特性も、その人の個性と認めて、でも、その個性によって苦しんでいる人がいるなら支援するという距離感が大事なんじゃないですかね。
LGBT問題も、何でもかんでも支援・擁護するのではなくて、『ただ同性というだけで法律婚できない』などの理不尽・苦しみに対して支援しないと、逆差別になってしまったり、LGBTを弱者にしてしまったりするかもしれません。それって、真に多様性が認められた平等な社会ではないのではないでしょうか」(20代・女性)