バイセクシャルは「どうせ異性と最後は付き合って結婚するんでしょう」と、心ない言葉を言われることが多いようです。ですが、必ずしもそうではありません。
fumumu取材班は、バイだからこそ「結婚したくない」と思うという人に話を聞いてみました。
①どちらかの性を選ぶ必要
「結婚するということは、法律婚であれパートナーシップ制度などであれ、一人の人を選ぶということです。日本は複数の人と結婚しない国ですからね。
そのことにどうこう思うことはないですが、最終的に、男性もしくは女性と家庭を築いていく道を選ぶことに、どちらも恋愛対象であるからこそ抵抗や葛藤があります。なんだか、バイである自分を否定している気持ちになるんです」(20代・女性)
②周りからの反応が辛い
「男性と結婚しても、女性と結婚しても茨の道だと思います。同性と事実上の結婚をしたなら、周りからは『あの人、いつまでも結婚しないわ』『ゲイなのかしら』『男の人と生活してるの見たわよ』なんてひそひそ言われたり、親から心配されたりすると思います。
逆に、女性と結婚したなら、同性愛の人などから『女性となら結婚できるもんね』と、たまたま結婚したかった人の性が女性だったのに、言われてしまうことがあるみたいで、精神的に辛く感じます。
色々と面倒くさいので、なら結婚に縛られなくてもいいかな、なんて思っています。それでも結婚したい、結婚の形にこだわりたい相手に出会ったらまた考えが変わるかもしれませんが」(30代・男性)
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③結婚以外の付き合い方もある
「自分がレズビアンの人やバイセクシャルの人と恋愛してきたからだと思うのですが、これまでの恋愛通して、いろんな恋愛・結婚の価値観に触れてこれたんですよね。
その中で、『結婚が恋愛の最終形じゃないんだ』『別に結婚しなくても恋人としての幸せってあるじゃん』って、いろんな気づきがあったんです。
結婚って、あくまでも形の一つでしかないんですよね。それに気づかされた時、自分はこれまでいろんな悩みを聞いてきたのもあって、そういう考えの人が増えたらいいなって思って、結婚したくない意思が固まりました」(20代・女性)
セクマイの人への心ない言葉や誤解が減りますように…。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)