木村花さんの死去で… 志らく「批判と誹謗中傷は違う」 ドラマの再放送を願う声も

女子プロレスラー・木村花さんの死去が報じられ、多くの言葉が寄せられています。

■“柊一颯”が叫んだ言葉

放送から1年以上経った今、俳優の菅田将暉さんが演じる高校教師・柊一颯が発した言葉を引用したツイートが拡散されています。

「おまえの他愛のない言葉ひとつで、誰かを救うことができるかもしれない。でも、その一方で、傷つく誰かがいるかもしれないということを忘れるな。おまえの言葉ひとつで、簡単に命を奪えるということを忘れるな」

「自分の親や友だちに面と向かって言えないことを、見ず知らずの他人にぶつけるなよ。お前のストレスの発散で他人の心をえぐるなよ」


これ以外にも、“柊一颯”が発した言葉を引用し、再放送を熱望する言葉が多く寄せられています。


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■漫画家の言葉も拡散

また、漫画家で脚本家の磨伸映一郎さんの4コマ漫画『氷室の天地』を紹介する人も。

「人が最も残虐になるときは『悪に染まった』ときではない! 真偽どうあれ『正義の側に立った』と思ったときに人は加虐のブレーキが壊れるのだ!


何せ『自分は正しい』という免罪符を手に入れてしまうのだからな! 正義という名の棍棒で、悪と見なした者の頭を打ちのめす快楽に溺れてしまうものよ!」


現在、ネット上で多く見られる「間違った正義」を振りかざす者へ届けたい…との声とともに、この言葉を紹介しています。


■志らく「批判と誹謗中傷は違う」

落語家でコメンテーターとしても活躍する、志らくさんは23日「ネットの誹謗中傷は言葉の通り魔、言葉のテロ」と、ツイッターで投稿。

志らくさんの投稿には「あなたも散々人に酷いことを言ってきたのに」というコメントが寄せられました。このコメントに志らくさんは「全く違う。その違いもわからない。批判と誹謗中傷は違う。これをイチャモンといいます」と返答。

ネット上でも「批判」と「誹謗中傷」の違いを訴える人の言葉で溢れています。また、誹謗中傷を書き込む人だけではなく、この言葉に「いいね」をしている人が多いことを指摘する人も多く見受けられます。

心無い言葉を書き込むことはもちろん、「いいね」を指1本で押すこと…気軽な行為が人の心をえぐる行為なのかもしれない…自粛期間が続いている今だからこそ、SNSとの向き合い方も考えるべき時なのかもしれません。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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