Steamの新ゲーム「コロナウイルス・アタック」が中国IPをアク禁 ユーザー阿鼻叫喚

プラットフォーム「Steam」が新ゲームをリリース。しかし…

ショックを受ける男性
(Khosrork/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

PCゲームやソフトウェアの販売し、ユーザー同士で交流も可能なプラットフォーム・Steamが4月24日、「コロナウイルス・アタック」というゲームをリリース。

中国ユーザーが激怒し、大炎上を引き起こしましたが、その後の対応が更に話題となっています。


■中国ユーザーが激怒で炎上

「コロナウイルス・アタック」という名のゲームが発表された当日、本ゲームの評価欄には中国ユーザーから怒りの声が殺到。「中国を侮辱している」「今すぐ取り下げろ!」といったクレームが数多く寄せられました。

しかしその2日後、Steam運営は本ゲームを中国IPからアクセス不可となるよう設定。「文句を言ってやろう!」と憤慨したユーザーが、自身の国では本ゲームにアクセスできなくなっていることに気づきます。


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■配信停止かと思いきや?

当初「すみません、検索結果は見つかりませんでした」という表示に「俺たちがSteamに打ち勝った!ゲームは配信停止だ!」と喜んだ彼らですが、現実はそう甘くありませんでした。

「コロナウイルス・アタック」は配信停止ではなく、中国IPからのアクセスを拒んでいただけ。他国では通常通りダウンロードが可能であり、中国のみが蚊帳の外になってしまったことが真相なのです。

これを機に、一時期は歓喜した中国ユーザーの怒りは更にヒートアップしてしまいます。


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■炎上させたいけど…

中国ユーザーは現在も「中国への侮辱を助長している」と怒り狂っているようですが、当ゲームからアクセス禁止を食らった為、人海戦術で炎上させることも不可能に。

現在は世界から隔離された中国版ツイッター・Weiboなどの自国SNSで「Steamはクソ」「もう中国から金を稼げると思うなよ!」と罵詈雑言を投稿し続けています。

一方、その他の国々のユーザーからは「まさかの中国IPアク禁」「痛快な一手だな」といったコメントが寄せられているほか「新型コロナの発生源は中国じゃないって主張してた割にこういうゲームにキレ散らかすんだな」と矛盾を指摘する声も見受けられました。

政府からNintendo Switchの人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」に制限が課されたことも記憶に新しく、益々ゲームにおいての「不自由」が蔓延する中国。今後のゲーム市場における動向にも注目です。

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(文/fumumu編集部・AKO

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