自分がセクマイだと知ってどう思った? 率直な感想を聞いてみた

自分がセクシャルマイノリティに属すると知った人の反応…

女性の足
(bee32/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

セクシャルマイノリティの割合は、10人に1人くらいと考えられているようです。fumumu取材班は、自分がセクシャルマイノリティだと気付いた(自認した)人に、率直な感想を聞いてみました。


①他にもいるんだという安心感

「私はアセクシャルという言葉を知りませんでした。学生時代から、なぜかみんなの恋愛話についていけない。どうして恋愛に対してそんなに全力投球できない。どこかズレのようなものを感じていました。


それが大きくなったのは、周りが結婚を考え始めるようになった頃。結婚したいと思えないのに、自分の両親や会社の人たちが『彼氏を作らないのか』と気にするようになったんです。


私は恋愛や結婚どころか、エッチをするのも嫌だったので、自分は普通ではないと思い始めました。そんな時に、アセクシャルという言葉を知って、他にも同じような思いを抱えているんだと知り、自分一人ではない安心感が生まれました」(40代・女性)


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②仲間を見つけやすくなった

「まだ社会ではオープンにしにくい感覚があるものの、SNSではアカウントを分けて、セクシャルマイノリティを公言したアカウントを持っている人が少なくありません。


自分がトランスジェンダーだと知ったとき、今まで人との会話でなんとなく生まれていた溝に納得できたとともに、検索をかけて同じような人と繋がることができて、前以上に楽しく過ごすことができるようになりました。共感できる人がいることの喜びは計り知れません」(20代・女性)


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③正直鬱になった…

「あらゆる感情が沸き起こりました。例えば、自分はノンセクシャルなので制欲的な話に疎いのですが…。これまで覚えたそういう違和感がセクシャルマイノリティゆえのものだと納得するとともに、憂鬱な気持ちにもなりました。


否応無しに自分は普通ではない事実を突きつけられる感じがしたし、人に性的欲求を持たないことが“当たり前”ではないと知って、恋愛をする時のパートナーとの関係性や結婚後の生活など、いろいろと考えて鬱になってしまったんです」(30代・女性)


自分は少数派だからと悩んだり、葛藤したりしなくなる社会が訪れますように…。

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(文/fumumu編集部・fumumu編集部

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