誰にでも、苦手な相手はいると思います。プライベートなら回避できるのですが、仕事上でどうしても顔をつきあわせなければならない場合、嫌いな気持ちはだんだんと増していくばかり…。
顔を見るのさえ嫌になってしまった場合には、業務にも支障が出てしまいます。
■半数以上が人間関係で悩んでいる
fumumu編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「顔を見るのも嫌な相手がいる」か調査を実施しました。
「いる」と答えた人は、全体で55.4%。半数以上が人間関係に悩んでいるのです。
「同じ部署にいる先輩は、人をこき下ろすことで自分の権威を保とうとするタイプ。それに耐えかねて、今までに何人もの人が辞めています。もちろん私も、たくさん嫌みを言われて…。
『嫌いと思わずに、いいところにも目を向けて』みたいなことが、よく本とかに書かれているけど、どう考えてもない感じがします」(20代・女性)
関連記事:「この人苦手だなぁ…」と思う相手との接し方ってどうしてる?
■自分の話ばかりする”アッパー系コミュ障”
コミュニケーションが苦手な人を指す用語としてネットで広まった”コミュ障”は、内気な性格で会話が苦手なタイプを差し、しばしば自分の性格を指す単語として使われることがあります。
しかし最近では、自分の話ばかりして他人の意見を聞かず、その自覚がない人の性格を”アッパー系コミュ障”と呼び、「ウザい」「空気が読めない」など、苦手な人の性格として例に出されることが多くなりました。
「あまり人を嫌わない性格なのに、どうしても無理な人がひとりだけいます。あちらは好意的に接してくれているので申し訳ないけど、絡み方がどうも…。
ひたすら自分の話をしてくるけど、内容にまとまりはほとんどありません。おもしろくないネタとか挟んで自分で笑っているし、その人と話した日は疲労感でいっぱいです」(20代・女性)
一方で話すのが苦手な人は、”ダウナー系コミュ障”と区別されています。
「おとなしい『ダウナー系コミュ障』は、ちょっと気を遣うくらい。でもアッパー系の人はあっちから絡んでくるから、対応が難しい」(30代・女性)
関連記事:職場で苦手な人と…ストレスをためないようにどう付き合ってる?
■合わない人とは距離を取る決意も
人を嫌いになるのは、いけないことだと教えられてきました。それならば相性が合わない人とは、どのように付き合っていけばいいのでしょうか?
「合わない人と、無理に合わせても疲れるだけだと思います。仕事でのやり取りは仕方がないけど、あまりにストレスを感じるようならば、どうにかして距離を置く方法を考えたほうがいいですね。
絡みが多すぎる場合は、転職も頭に入れないといけませんが…。苦手すぎて嫌がらせをしてしまうよりは、離れたほうがましです」(30代・女性)
ストレスを感じながら付き合っても、お互いのためになりません。すべての人間関係において、適度な距離間が必要なのでしょう。
・合わせて読みたい→いつもストレスを抱えてない? 人間関係に悩みがちな人の3つのクセ
(文/fumumu編集部・ニャック)