『春になったら』最終話 父の最高の最期に前向きになれた視聴者も
幸せな人生を送るためのヒントに。国民が見守ってきた父娘が迎えた結末に感動の声続々。
25日放送のドラマ『春になったら』(フジテレビ系)の最終話「人生最大のサプライズ!父娘、旅立ちの時」。
ついに迎えた娘の結婚式と父との別れ…。最後の最後まで自分らしく生きた父と、寄り添った娘の姿に、SNSではポジティブであたたかな反応が集まっています(ネタバレを含みます)。
■父との思い出の場所で感謝を
娘・瞳(奈緒)の結婚式当日、父・雅彦(木梨憲武)は紋付袴に袖を通していました。病状は進行していましたが、心待ちにしていた式には無事に出席できる様子。
準備を整えて雅彦が外に出ると、目の前にバージンロードが…。
じつは、瞳が内緒で自宅の前を式場にしていたのでした。幼い頃から2人で歩いてきた道を今日は腕を組んで歩き、そして一馬(濱田岳)に託す。大好きな人たちに囲まれながらみんなへの感謝を伝える瞳と一馬を見て、雅彦もまた心からの祝福を贈るのでした。
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■旅立ちの式で会いたかった人たちに
結婚式の後、”すぐ近くだから”と瞳たちに促されついていくと、そこには旅立ちの式と書かれたボードが。中に入ると、雅彦がお葬式に呼ぶ人リストに載っていた人たちが大集合!
雅彦のために瞳が用意したサプライズでした。憧れの人と話したり、お世話になった人へのお礼、そして娘夫婦をこれから見守ってほしいということをみんなに伝えることができた雅彦は、いつも以上に幸せそうな顔に。
帰り道、瞳と桜を見ながら「お誕生日おめでとう」と笑う雅彦は、以前話していた通り最期の最期まで父親として生きていたのでした。
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■後悔しない生き方をするために
雅彦がこの世を去った後、瞳の周りでは何やら変化が…。長年片思いをしていた親友・美奈子(三上愛)は告白をし、息子の龍之介(石塚陸翔)も好きな子に告白したいと言い出します。一馬はお笑い芸人として再出発し、主治医の阿波野(光石研)は家族に普段から花を買うように。
雅彦の生きる姿勢を間近で見ていた人たちは、それぞれ感じることがあったようです。
こんな優しい最終回の放送後には、視聴者からも次のような声が。
「自分で思いを伝えるって素敵だ!」「会いたい人に、想いを伝える 死期を宣告されてる人にはその時間が持てるのか 悲しいばかりじゃない、時間は使い方次第だな」「生きているうちに大切な人に伝えたい気持ち全部伝える、大好きな人とかけがえのない時間を大切にして、沢山笑って最後の最後には幸せな人生だったと言える人生をおくる。こんな風に歳をとりたいなと思った 〜までにやりたいことリスト 作ろうかな」「最期に会いたい人に会えて、伝えたいことを全部伝えるって出来ることじゃないのよね。だからこそ、日々伝えるしかないんだよなーと再確認できました。色んなことがあるけど、心の中は伝えないとわかんないもんね」。
人生は日々の積み重ね。雅彦と瞳もこの3ヶ月間で素敵な関係を築いたわけではありません。これまで長い時間をかけて、言葉を交わし、お互いを思いやって毎日を大切に過ごしてきた結果が今に繋がっているのです。ありがとうやごめんなさい、おはよう、おやすみ、そんな小さな言葉の一つ一つが未来の幸せをつくっていくのかもしれません。
みなさんは、これからどんな春を迎えたいですか?
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(文/fumumu編集部・福野 エリカ)