元文春記者、ジャニーズ性加害問題で“注視”するBPOに苦言 「これは事件じゃないんですか?」

放送倫理・番組向上機構「BPO」は、今月4日に声明文を発表。その内容に元文春記者は「いつまで注視するんですか?」と苦言。

スマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)

YouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』が19日、動画を更新。先日、発表されたBPOの声明文に苦言を呈し、反響が寄せられています。

【動画】BPO」は今月4日に声明文を発表。その内容に元文春記者は「いつまで注視するんですか?」



■4日、BPOが声明文を発表

元週刊文春の記者・赤石晋一郎さんと甚野博則さんが様々なニュースを掘り下げていく同チャンネルで、今回「あの問題からBPOを深掘り」と題して配信しました。

放送倫理・番組向上機構「BPO」は今月4日、声明文を発表。視聴者からジャニー喜多川の性加害問題をめぐり、放送局を諫める動きを求める声が多く寄せられていることや、この問題について各局が検証番組などを行っていることに触れ、「今後も起こりうる諸問題に対しても真摯に検証し、改善を行うことが求められる」と明記しています。



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■「いつまで注視するんですか?」

さらに「視聴者と放送局を繋ぐ第三者機関の役割をもつBPOは、各放送局の今後の取り組みをたゆまず注視してまいります」と書かれた声明文には、ネット上で「まだ注視なの?」「各局が動く前に動くべきでは?」「いつ動くんでしょうか?」など批判的な言葉も。

赤石さんも「結局“注視”で終わってる」とコメント。今年3月にBBCで報じられたときから、テレビ局の問題について触れられていたにも関わらず“注視”の姿勢に「いつまで注視するんですか?」「ヤラセなんてひとりのミスだけど、今回のジャニーズ問題は局の問題。こういうときこそ動くべき」と苦言を呈しました。



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■BPOに「新しい手を考えてほしい」

創業者が性加害者であり、60年以上組織ぐるみで隠蔽。テレビ局内でも性加害があり、そのテレビ局とは癒着…テレビ界がはじまって以来の大問題ともいわれているこの問題。

赤石さんは「これは事件じゃないんですか? ということ」「(調査を)やったほうがテレビの信頼感もあがると思う」と私見を述べ、「ジャニーズ問題は、このままでは終わらせない勢いで新しい手を考えてほしい」と訴えます。

赤石さんの話に甚野さんも頷きながら「BPOの実力が、今回の件で見えた」「BPOは本当に独立した機関として、強い機関にしようとテレビ自体が思わないとBPOは変わらない」とコメントしました。

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