お月見に欠かせない「芒」ってなんと読む? 秋の七草としても有名な“あの植物”

今夜はお月見! お供えものである「芒」。あなたは正しく読めますか。

芒

美しい月を眺めるお月見(十五夜)。2023年の「中秋の名月」は9月29日です。

お月見にはお団子と一緒に「芒」をお供えする風習がありますが、あなたは「芒」を正しく読むことができますか?



■「芒」って何と読む?

fumumu編集部が全国の10代~60代の男女974名を対象に「芒」の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「くず」と読むと答えた人が全体で25.5%。

続いて、「はぎ」と読むと思うと回答した人が18.4%でした。



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■正しくは「すすき」

なお、「芒」の正しい読みかたは「すすき」。編集部の調査では全体で55.9%の人が正しい読みかたを回答していました。

「芒」を正しく読める人の割合

また「芒」は、音読みで「ボウ(バウ)」、訓読みで「のぎ」「はしか」と読むことも。



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■秋にも七草がある

「芒」には様々な意味がありますが、そのひとつはイネ科の多年草「すすき」を指します。すすきは山野に群生し、高さは約1.5mほど。秋になると、茎の頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂を付けます。

芒は、穂が動物の尾に似ていることから、尾花(おばな)とも呼ばれ、美しさを鑑賞して楽しむ「秋の七草」のひとつとしても知られており、その由来は万葉集に収められている下記の2首が始まりです。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
(秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類ある)「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

7つの花は、萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、そして諸説ありますが桔梗(ききょう)と言われています。



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■収穫物を守り、翌年の豊作を願う「芒」

ススキ 月

また、茎のなかが空洞の芒は「月の神様の依り代」と考えられており、お月見には、悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味を込めてお供えをする風習があります。

今日は十五夜。お供物を準備するのは難しいかもしれませんが、空を見上げて月の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。


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■執筆者プロフィール

丸井ねこ:お笑い好きな大阪出身のアラサー女性ライター。
おいしいものに目がなくグルメ記事をよく書いています。YouTubeでレシピ検索をするのが日課。趣味のカメラでご飯の写真を撮るのも好きです。

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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年9月11日~2023年9月14日 調査対象:全国10代~60代の男女974名

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