麒麟・川島「あの言葉なかったら壊れてた」 超多忙な若手時代に先輩芸人から言われた言葉とは…
若手でレギュラー6本を抱えていた麒麟。当時、中川家・剛さんから言われた忘れられない言葉とは…。
29日、お笑いコンビ・麒麟の川島明さんがパーソナリティを務める『SUBARU Wonderful Journey 〜土曜日のエウレカ〜』(TOKYO FM・JFN系)にて、若手時代にある先輩からかけられた言葉に影響を受けたことを語りました。
■速水もこみちさんが影響を受けた人物は
俳優・速水もこみちさんをゲストに迎えた今回、「仕事で影響を受けた人物」とのトークテーマで速水さんは、女優・倍賞美津子さんの名前を挙げます。
速水さんと倍賞さんは2007年放送の『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(フジテレビ系)にて、親子役を演じています。当時20代だった速水さんは「自分のことしか考えない」言動があったのだとか。それが芝居にも現れており、そんな速水さんに倍賞さんは「心でキャッチボールをしましょう」と歩み寄ってくれたのだそう。
倍賞さんからの言葉で、演技に対する向き合いかたが変わったという速水さん。実際にそれまで演技で涙を流すことは苦手だったそうですが、当作品では「わんわん泣いて」と、人としても俳優としても成長することができたといいます。
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■『M-1』ノーマークで5位が転機に
速水さん「逆に川島さんは?」と聞かれた川島さんは、「僕は中川家の剛さん」と、即答。お笑いコンビ・中川家は、2001年・『M-1グランプリ』の初代チャンピオンで、当時、同じ舞台に麒麟も出演。ノーマークながら5位という記録を残し注目を集めました。
これまでまったく仕事がなかった麒麟でしたが、M-1出場を機に一気にレギュラー番組を6本抱えるほどの人気に。当時21歳だった川島さんは「休みがない。余裕がない」状況だったようですが、ある日、剛さんから飲みに誘われたことを振り返ります。
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■中川家・剛さんからの言葉「25年経っても残ってる」
飲みの席では「あの番組見たで」「あれ面白かったなぁ」など、他愛もない話をしていたそうですが、3軒目の店で不意に剛さんが「おまえ、全部本気でやるなよ」と川島さんに言ってきたのだそう。
川島さんは、いつか身体的にも肉体的にも壊れてしまうのではないかと、心配した剛さんからの言葉だったのだろうと推測。「あれから25年経っても残ってる」と、現在も剛さんからの言葉は大切なものであることを明かし「あの言葉なかったら、壊れてたやろうな。どっかで」と、剛さんへの感謝を口にしました。
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■深い言葉も「こっちのタイミングもある」
これには速水さんも「もちろん『気を抜くな』ってことじゃなくて、『力を抜いて』」と、剛さんが放った言葉の意味を解釈。川島さんも「そういう意味。今はすごさ分かる」と、言います。
とはいえ当時の川島さんは、剛さんからの言葉をそのまま受け取ってしまったそうで「シンプルに気を抜いて、6本全部終わるという…」と、レギュラー番組がすぐに終了してしまったようで「そのアドバイスをもらう、こっちのタイミングもある」と身を持って実感したそうです。
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(文/fumumu編集部・宮崎 みやび)