カエルが1匹丸ごと乗ったラーメン 日本では衝撃も… 現地・台湾では好意的なワケ

近年ラーメンがブームに。「日式」と呼ばれるものから独自に進化したものまで…!?

ラーメン

近日、台湾中部の雲林市にあるラーメン屋で発売中だという「カエルラーメン」がネット上で話題になりました。

まさかのカエルをまるごと1匹乗せたラーメンに、現地メディアやネットユーザーから大きな反響が寄せられています。



■味に偽りなし!こだわりの出汁は魚貝ベース

この「カエルラーメン」を発売しているのは、雲林市にある「圓拉麵(ユアンラーメン)」というお店。「蛙蛙蛙拉麵」(直訳すると:ケロケロケロラーメン)という名前のラーメンは、約200gのカエルが丸ごとスープに浮かんだ衝撃的なビジュアルをしています。

お店の公式フェイスブックによると、このラーメンのスープは魚貝からとった出汁がベース。あさりとニンニク、そして料理酒をつかったあっさり目のスープに地域特産のカエルを乗せたものだと説明されています。

なお、店主は「カエルは丸ごとのせます。手加減してません。手に持って写真をとるのもおススメ!平日は定休日の水曜日以外毎日6杯限定、休日はあんまり提供できない可能性あり」とつづっており、既に何杯か予約が入っていることを明かしました。

また「100元(約460円)を支払って頂ければ撮影のみのご利用もOK」と、写真を撮りたいけど食べきる自信がない方向けのプランも案内しています。



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■日本ではドン引き。現地では…

「カエルを食す」という文化のない日本で、このラーメンが紹介されると、ネットでは衝撃の声が広がりました。しかし、このお店がある台湾・雲林周辺は農業が盛んな為、田んぼに生息するカエルも特産品。肉が高価だった1950年代~60年代頃から「気軽に摂取できるタンパク質」として愛されており、現在も多くの「カエル料理」を提供する屋台が存在ます。

カエル料理に対し「肉質がよくて、鶏肉に負けてないよ」「柔らかくて美味しい!」「見た目はヤバいかもしれないけど、慣れたら平気」といった賞賛の声があがる程、日常的に食べられる食材のようです。

このカエルラーメンに対し、台湾のネットユーザーは「美味しそうじゃん」「行ってみたい!」「これって期間限定ですか!?」と反応。興味を持つ声が多く見受けられました。



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■新しいラーメン文化が台湾でも育っている…?

じつはこの「カエルラーメン」、少し前に日本のネット上でも話題になった「ダイオウグソクムシがまるごと1匹乗ったラーメン」にインスパイアされたものだと店主が告白していることから、更に大きな話題を呼びました。

「ダイオウグソクムシラーメン」は台湾・台北市にある「拉麺公子」というお店が打ち出した新メニューで、店主は新しいラーメンを創造し続けるラーメンフリークとして知られています。

伝統的な食を大事にしつつも、世界各国から新しいものを取り入れ「美食」に昇華していく国・台湾。そんな食に対する貪欲さが、このようなニューウェーブを次々と生み出す原動力なのかもしれません。

★気になるカエルラーメンの詳細は→こちら

★ダイオウグソクムシラーメンの詳細は→こちら

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(文/fumumu編集部・鳳 あゆ子

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