「婚活はあきらめました」 “秘書”の面接をキッカケにパパ活に溺れる女性

“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。

coco パパ活

“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。

今回は「秘書」という肩書きを活かし、パパ活に励む28歳のTちゃんのお話。「婚活はあきらめました」とパパ活に邁進する彼女の胸の内とは…?



■スタイル抜群の元ダンサー

都内某所で社長秘書として勤務しているTちゃんは、28歳の見目麗しい女性。元ダンサーということもあり、程よくシェイプされた全身のスタイルが目を惹きます。韓国ドラマに出てきそうな膝上20センチのミニスカートスーツという出立ちは、セクシーすぎて、もはやコスプレ状態。

「この格好で電車に乗ったら無茶苦茶目立ちそうですね」と言う私に、「移動は基本タクシーですね」と微笑みながら答えます。というのも、会社からワンメーターくらいのところに住んでるので、行きも帰りもタクシーの方が何かと便利なんだそう。

今の会社に就職したのは3年前の25歳の時。「コロナ前はダンサーとして六本木とか新宿のクラブで踊ってました。でも、コロナで仕事が激減して。夜の仕事に限界を感じて、昼の仕事を探してた時に秘書の仕事をネットで見つけたんです」。



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■「秘書」という名の悦び組

Tちゃんが履歴書を送ったのは、飲食店なども手がけるレジャー産業の会社。書類審査を無事通過し面接に行くと、いきなり社長面接が待ち構えていました。

求人には、週休2日、フレックス制の実働8時間、年末年始・夏季休暇あり、髪型・ネイル自由、高級マンション寮完備で、社会保険完備で有給休暇もあり、月給70万円から80万円と提示されていたそうです。

「しかも、海外リゾートや社長の出張に同行することも多くて、行き先では自分の買い物もしていいっていうし、なにそれ美味しすぎると思って。経営しているお店のなかにはショーがあるところもあるから、ゆくゆくは総合演出とかプロデューサーの仕事もあるよって言われて、夢みたいな話だと思いました」。

高齢社長の説明を前のめりで聞いていたTちゃん。面接も和やかに進むし、これは採用されそう…! と期待していた矢先、社長の一言で、一気に夢から現実に引き戻されました。「君、今ここで僕の乳首舐められる?」。

秘書募集とは名ばかりで、実際は社長の愛人募集だったことを瞬時に悟ったTちゃん。ダンサー時代はパパ活を一切していなかったそうですが、「今乳首を舐めれば月給78万円と、今後プロデューサーになれるかもと思ったら、やるしかない! って思っちゃったんですよねぇ…」と、遠い目をします。



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■夜のフォーメーション

今のご時世、訴えればセクハラ確定な面接内容ですが、現在、同様の面接を経て秘書になっている女性がTちゃん以外に2名いるそう。

「その日によって、右乳首担当とか左乳首担当とか、そのほかも…フォーメーション組んでやってます。ダンスの仕事は今のところ全然ないけど、昼は社長の話し相手、夜は呼び出されれば社長室で宴だし、呼び出されなければその日は自由って感じ」と話すTちゃんが夜に呼び出されるのは月の半分くらいだとか。

早ければ18時には退社できるので、社長に呼び出されない日はパパ活に精を出していると言います。「前はパパ活なんて気持ち悪いと思ってたけど、今の仕事で一線を超えちゃったというか。最初は抵抗あったけど、一度そっち側に足を踏み入れたら、もう、気にしても仕方ないなって。今は稼げるうちに稼がなきゃ! って貯金に励むようになりました」。

交際クラブに登録したTちゃん。「秘書っていうと男性の食いつきがいいんですよね」とオファーが殺到しているそうです。



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■しぼむ結婚願望の先にあったもの。

元々、30までには結婚して専業主婦になりたいと思っていたと話すTちゃん。

「今、秘書の仕事とパパ活で月に100万以上稼いでるけど、同じくらい稼いでる男でまともな人ってそうそういない。周りにいる男性は、本社勤務で役職ついても安い給料でこき使われてるとか、稼いでてもビットコインとかエネルギー関係の営業とか、よくわかんない仕事してる人ばっかり」と、結婚したくなるような男性は皆無だと言います。

「でも、内容は問題あるかもしれないけど、その辺の男よりも稼げる自分に気づいたんです。ロクな出会いもないし、だったら結婚に夢見るよりも、稼げるうちにガンガン稼いで仕事で自己実現するほうがいいかなって最近は思うんです」と前向きです。

「今の会社は無茶苦茶かもしれないけど、自分も納得して入ったんだし、もう過去には戻れないんだから、今の会社で自力でのし上がっていくしかない。なるべく早くダンス関係のポジションについて、社内での地位を築くしかないのかなって思ってます」。

「婚活はもうあきらめました」と自虐的に笑うTちゃんですが、結婚に頼らず生きていくと決めたその目には、わずかな迷いもないのでした。

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(文/fumumu編集部・coco)

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