みんなに譲る気持ちがあれば… 約4割の人が思う「優先座席」に対する考えかた
電車で座席に座っているときに高齢者を見かけたら、どのように対応するでしょうか?
電車やバスには、高齢者や体の不自由な方のための優先座席があります。
しかし「たとえ優先座席でなくても、譲る気持ちは大切」だと考えている人もいるでしょう。
■約4割、すべての人が譲る気持ちを持てば…
fumumu編集部では全国10〜60代の男女1,000名を対象に、「優先座席」に関する意識調査を実施しました。
その結果、「すべての人が譲る気持ちを持てば優先座席はいらないと思う」と答えた人は、全体で36.6%。
fumumu取材班は女性たちに、電車で座席を譲ろうとしたときのエピソードについて話を聞きました。
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①杖をついた人が乗ってきたので
「電車の座席に座っていると、杖をついた人が乗ってきたんです。そして他に席が空いていなかったので、私はその人に『よければどうぞ』と声をかけたのですが…。
しかしその人が『ありがとうございます。大丈夫です』と返してきたので、そのまま私が座り続けることになりました。しかしその杖の人は電車が揺れるたびに、ヨロヨロとしていて…。
遠慮していたなら、もう少し強引に譲るべきだったのかもしれないと思いました」(20代・女性)
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②他の人が座ってしまった
「少しだけ離れたところに、高齢者の女性が立って電車に乗っていました。その人に席を譲ろうと思って、私は立ち上がったんです。
しかしその人の近くまで歩いていこうとすると、前にいた人が私のいた席に座ってしまいました。座った人も事情がわからないので、仕方がないことだったのかもしれません。
しかしできることならば、きちんと高齢者の女性に席を譲りたかったと思いましたね」(20代・女性)
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③声をかける勇気が出ずに…
「自分の前に、少し腰の曲がった人が立っていました。さすがにこれは席を譲るべきだと思ったのですが、私はシャイな性格のために声をかける勇気がでません。
そこで黙って席を立ち、その人に軽く会釈だけしました。それだけで通じたのか、その人は『ありがとうございます』とお礼を言ってくれて…。
不器用ながらも、行動に起こせてよかった思えた瞬間でした」(20代・女性)
席を譲るのに、勇気がいるという人も多いようですね。
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(文/fumumu編集部・ニャック)