新しい仕事を始めるとき、1番の心配事といえば「職場の人間関係」。
このほど編集部が行なった調査にて、決して少なくない人が、職場で人間関係のトラブルに悩んだ経験があることが分かりました。
■高時給のポジションに応募したら…
編集部が話を聞いた20代女性・Aさんは、学生時代にアルバイトをしていた飲食店での出来事を回顧。
「観光地にある大きめのレストランで、求人に『キッチン』『ホール』の他に『受付』というポジションがあり、なぜか『受付』だけ他より少しだけ時給が良かったので、その『受付』に応募しました」。
「最初はホールスタッフの人たちと一緒に仕事を覚えていたのですが、やたら厳しく当たってくる男性社員がいて…」。
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■社員の派閥争いが原因だった
Aさんは飲食店でのバイトが初めてで、厳しく言われるのは「自分が仕事ができないからだ」と思っていたそうですが、ある日の休憩室でのこと。「そのやたら厳しい男性社員と、『受付』ポジションの責任者たちとの間で派閥のようなものができている」と、先輩たちが教えてくれたそう。
件の男性社員は、そもそも『受付』ポジションの創設に猛反対していたそうで、「(Aさんにだけ)明らかにキツくあたっている」状況に…。
Aさんは、「言いかたがキツイだけで、暴言を吐かれていたわけではなかった」としつつも、「嫌になって1ヶ月で辞めました」「他と時給が違うポジションはワケありと学びました」と話していました。
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■約3割、職場の派閥争いに巻き込まれた
そこで、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「職場などで、先輩同士の派閥争いに巻き込まれた経験」があるかを調査したところ、全体で32.2%の人が「巻き込まれた経験がある」と回答。
男性は30.2%、女性は34.2%と女性のほうが高い割合に。
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■新人にまで悪評吹き込み「反省…」
編集部が話を聞いた人のなかには、自分たちの揉め事に「後輩を巻き込んでしまった」という人も。
30代会社員のBさんは、「仕事のやりかたをめぐって、部署同士で揉めたことがありました。揉め事には全く無関係な新入社員に対しても、私は『全くあの部署は~!』と、不必要に他部署を批判するような話をしてしまい、配慮に欠けていたと反省しています……」と話していました。
この春から、後輩や部下を持つようになった人もいるはず。自分の個人的な感情に周囲を巻き込んでしまわないよう、改めて留意したいものです。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)