『末子』って本当は何と読む? 微妙な違いに「知らなかった」の声も
「すえっこ」でも意味は通じるけど…? 微妙な違いを知っておくとカッコいいかも。
日常的に使われている言葉のなかには、じつは正確な読みかたではないものが浸透しているケースも。
例えば「末子」という言葉、あなたはいつもどう読んでいますか?
■「末子」って何と読む?
fumumu編集部では、全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「末子」の読みかたについて意識調査を実施。
その結果、「すえっこ」と読むと答えた人が最も多く66.6%で、「まつこ」と読むと答えた人が3.0%でした。とくに「すえっこ」はよく聞く言葉ですが、「末子」と表記されている場合には、注意が必要のようです。
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■正しくは「ばっし」「まっし」「すえこ」
なお、「末子」の正しい読み方は「ばっし」「まっし」「すえこ」など。
今回行なった調査では、全体で30.4%の人が正しい読み方を回答していました。「ばっし」と読むのがより一般的とのこと。
ちなみに、よく耳にする「すえっこ」は「末っ子」と表記します。
「末」の読み方としては、本来「まつ」「すえ」「ばつ」等となりますが、促音化によって「ばっ(し)」「まっ(し)」と読むようになったそう。ちなみに言葉の意味は「すえっこ」で、兄弟のなかで一番最後に生まれた子。対義語は「長子(ちょうし)」となります。
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■ネットでも「知らなかった」の声多数
この「末子(ばっし・まっし)」問題については、インターネット上でも「末子ってばっしって読むんだ…」「末子=ばっし! 知らなかった。まっしでも良いのか。勉強になったー」と、小説などを読んだことをきっかけに知ったというユーザーからの声が目立ちます。
なかには「地元の方言では末っ子を『ばっち』という」という声もちらほら。一部の地域では、「末子」のことを方言で「ばっち」と言うところもあるのだそう。
「抄本」を「みょうほん」と読んでしまう……といったケースとは違い、知らなくても公の場で恥ずかしい思いをすることはなさそうですが、サラッと「ばっし」と読めるとカッコいいかもしれません。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)