感染が「発覚した」と言うのは失礼かも… 藤井アナが訴えるも4人に1人が多用
新型コロナへの感染が「発覚した”」と使っていませんか? もし身近な人が罹患したときには気をつけたい言葉。
全国各地で新型コロナウイルスの新規感染者数が増え、「第8波」とも言われている今日この頃。
家族や友人、学校や仕事関係者など身近な人が罹患した場合に、相手への心遣いとして「使いかたに注意したい言葉」があります。
■藤井アナが訴えた「発覚」の使いかた
2021年8月、未知なるウイルスの驚異に世界中が動揺し、日本では「感染爆発」と言われる状況にあった当時、日本テレビの藤井貴彦アナウンサーは『news every.』(同系)のなかで、療養中の人々を思い、こんなメッセージを投げかけました。
「よく、新型コロナウイルスへの感染が『発覚した』なんて言葉の使いかたがあると思いますけれども、『発覚』というのは、悪いことを隠そうと思って明るみに出てしまった場合であったり、悪いことがバレてしまったときに使う言葉なんですよね。
ですから、『新型コロナウイルス感染』と『発覚』という言葉は決して合わないんです」
つい使ってしまいがちですが、意識したい言葉ですね。
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■約4人に1人「感染が発覚」と多用
コロナ禍も3年目となった現在、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に、「新型コロナへの感染が『発覚した』『判明した』どちらを使っているか」を調査したところ、「発覚した」をよく使うと答えた人は、全体で23.5%。
大多数の人が「判明した」という言葉を使っている一方で、「発覚した」と使っている人も少なくないことが分かります。
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■療養中の心細さは変わらない
現在ではワクチン接種も進み、3年ぶりに行動制限のない年末年始となります。新型コロナウイルスに対する恐怖心もいくらか和らぎ、不安感から買い占めに走る人も見なくなりましたが、罹患した場合の療養中の心細さは変わりません。
藤井アナがこのメッセージを投げかけた番組放送後にも、「自宅療養者に対しての言葉に泣きそうになった」といったコメントが相次ぎ、多くの人が療養中に一人不安な気持ちを抱えていたことを物語っていました。
もし、身近な人が罹患した場合には、そうした不安な気持ちに寄り添うような、優しい言葉を選びたいですね。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)