誰かに褒められると、多くの人は「うれしい」と感じるのではないでしょうか。
円滑なコミュニケーションに欠かせない褒めるという行為ですが、なかには人を不快にする「褒め言葉」を使っている人も…。
■約2割「〇〇歳に見えない」に不快感
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女926名を対象に「褒め言葉」に関する意識調査を行なったところ、全体で18.1%の人が、「『〇〇歳に見えないですね』と褒められて不快に思った経験がある」と回答。
女性が18.3%に対して、男性17.8が%と、男性に比べて女性のほうが該当率がやや高い結果となりました。
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■「外見とのギャップに落ち込みます」
匿名掲示板『Yahoo!知恵袋』で見かけたのは、「幼く見られることが苦痛です」といった29歳女性のお悩み相談。
「私は必ず、初めて会ったかたや周りに、『全く29歳に見えない。もっと若く見える』とか、『新卒の方ですか?』と聞かれたりします。もう29歳ですし、若く見えるとか頼りなさげに見えるのが嫌でたまりません。私自身、すごくサバサバした性格で、仕事もテキパキやる方なので、外見とのギャップに自分自身落ち込みます。どうすれば、年相応のパリッとした女性に見られるでしょうか」。
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■30代男性「損をしている気がします」
また、若くみられるという悩みは女性だけではないようで、同掲示板では他にも、30代男性が「若く見られるって損じゃないですか?」という相談を投げかけています。
「自分は32歳ですが、見た目がすごく若いらしく、いつも年齢を言うとみんなに驚かれます。最近は10代だと思われることもありました。ですが、社会人だと見た目が若い男なんて、なんのメリットもない気がします。ただ損をしている気がするんです。初対面で話した人にタメ口で話されてなめられたり、仕事で威厳がなかったりします」。
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■年齢によって感じかたが変わった
一方で、fumumu編集部の取材に対し、50代女性は次のように話しました。
「学生の頃は年齢より上に見られる事が多く、背伸びしたい年頃だったので大人の魅力が出ているのかなとうれしかったです。年頃を過ぎて3〜40代になってからは、意外にも若く見られる事が多くて実年齢を知ると良い意味でびっくりされるので、『貫禄とか大人げが無いってことかなぁ…』と、喜んでいいのか微妙な気持ちになりました。50代の今は実年齢より若く見られると(お世辞とわかっていても)ニッコリします!」。
年齢によっても変わる受け取りかた。不快な思いをさせないためにも、相手に魅力を感じたら、素直にその思いを伝えられたら良いですね。
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)