新型コロナウイルス蔓延の影響が、日本に留学している外国人にも及んでいます。現在日本に留学中だという台湾の学生がその心境を吐露しました。
■留学生の心境とは
台湾のフェイスブックコミュニティ「爆怨公社」に投稿されたのは、とある男子留学生の叫び。
感染者が日に日に増加するニュースが海外でも報じられている今、「台湾に帰国したほうがいいんじゃないか?」と友人や両親に言われた投稿主は、「帰れるものなら帰りたいよ。でも、もし自分が無症状の感染者だったらと考えると、そんなことは出来ない」と話しました。
現在、台湾は日本を含む複数の国を対象に海外旅行感染症情報を最も高いレベル3「警告」(不要不急の渡航自粛)に引き上げており、台湾国籍や居留証を持っていたとしても、海外からの渡航者は14日間の自宅検疫が義務付けられている状況です。
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■リスクを増やせない
続いて投稿主は「自分が警戒地域に居る事実は変えられないし、実家は学童保育や塾へお弁当を届ける家業をしているんです。もし今帰国して自宅検疫をしたとしても、家族との接触が全く無くなるとは言えない。自分が感染しているかどうかわからない状況で、お弁当を食べる子供たちへのリスクを増やすことはできません」と自身の事情を説明。
また、現在大学院へ通う彼は学校自体が休校になっていない他、学校から「帰国は控えて」と要請を受けているそうで、「帰りたいと我儘を言っていい時期ではない」と決心したことを明かしています。
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