正解率約5割の「微唾む」って本当はなんと読む? じつは意味も少し間違っていて…

「微唾む」の読みかた、分かりますか? 約半分の人が間違っています。

微睡む

うとうとする様子を表す「微唾む」。あなたは正しく読むことができますか?


■「微唾む」って何と読む?

fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「微唾む」の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「かたずむ」と読むと答えた人が全体で38.8%。続いて、「ひずむ」と読むと思うと回答した人が8.3%でした。

ちなみに「かたずむ」は「片ずむ」「偏む」と表し、意味は「一方へかたよる」。また、「ひずむ」は「歪む」と表し、意味は「かがめる。曲げる」「苦しめる。責める」です。


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■正しくは「まどろむ」

なお、「微唾む」の正しい読みかたは「まどろむ」。

「微唾む」を正しく読める人の割合

編集部の調査では全体で52.7%の人が正しい読みかたを回答していました。


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■「微唾む」の意味は…

「微唾む」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)で調べてみると、以下のように記載されています。

①少しの間うとうとする。
例:しばし微唾む②眠る。寝入る。
例:まだ夜深さうな程に、微唾まう〈虎明狂・鍋八撥〉

眠そうにしている状態を示す言葉ではなく、基本的に実際に眠っている状態を指します。そのため、今にも眠りそうな状態を「微睡む」と表現している場合は、正確な意味とは異なっていることを把握しておきましょう。

また、送り仮名の「む」がない「微睡」は、「びすい」と読みますが、意味は「微睡む」と同じです。


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■「微睡む」の語源は…

眠くなり目がとろんとする様子が由来の「微睡む」ですが、じつは以前はそのまま「目どろむ」と表記されていたことを知っていますか?

しかし「目どろむ」では文字を見ただけでは意味が伝わりにくいため、漢字を見ただけで意味が分かりやすい「微睡む」と表記されるようになったといいます。「少し眠る」という意味から、「微睡む」の「微」は「少し」、「睡」は「眠る」という漢字が当てられました。

意味や由来も含めて、ぜひこの機会に覚えておきましょう!


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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年3月8日~2024年3月11日 調査対象:全国10代~60代の男女800名

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