経営学者が明かす“マッチングアプリが儲かる理由”に反響 「スッと腑に落ちた」

経営学者の高橋勅徳さんが語る、経営学観点から見たマッチングアプリとは…。

スマホを見る女性

19日、お笑いコンビ・さらば青春の光(森田哲矢・東ブクロ)が、YouTubeチャンネル『さらば青春のテレビ大阪チャンネル』を更新。

『大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について』の著者で、経営学者の高橋勅徳(みさのり)さんが登場し、経営学の観点から見たマッチングアプリについて解説し、反響を呼んでいます。

【動画】さらば青春のテレビ大阪チャンネル「大学准教授がマッチングアプリを分析」



■30代でマッチングアプリ開始、その後退会

長年の研究生活を経て20代で婚活を開始後、様々な婚活パーティに参加するもなかなか上手くいかず、30代でマッチングアプリを始めた高橋さん。

当時はまだ「出会い系サイトと一緒」のような位置づけだったマッチングアプリは、相手をスペック検索で選べるも「マッチングするのは奇跡的な確率」。そのなかで奇跡をねらい課金を続けた高橋さんですが、なかなかマッチングに成功せず、その後退会したといいます。



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■「欲、というものを肯定してマッチングさせる」

東ブクロさんは「経営学や経済学的には『これは儲かる仕組みになってんなって思いましたか?』」と質問。

高橋さんは「すげーって思いました」と率直な感想を述べ「ある意味、男の欲、女の人の欲、というものを肯定してマッチングさせる仕組みなんで…たぶん止まらへんと思ったんですよね、使ってる人からすると」と自身の経験も踏まえ、同アプリは絶えずお金を生み出すシステムと説明します。



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■経営学観点のアプリは…「価値評価研究」

また高橋さんは「価値評価研究、って話になるんです」と同アプリを経営学の観点から分析。

「人間の価値とかって…ついつい自分に価値があると思い込んでるやないですか。だけど、その人の価値って“外在的な評価”のもとで決まってる」と話し、「たとえば僕やったら、経営学で一応学位をもらってますけど、それを評価する大学の制度、そのなかで一定ラインの学力が認められるものがあるって評価できるから、僕に『大学の先生』って価値が出てくる」と説明します。



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■反響呼ぶ「スッと腑に落ちた」「おもろいなあ」

「婚活も『この人は年収何百万以下やから、わたし相手できません』は人間としてアウトってなりますけど、婚活市場の場合は全部揃えられるんです」と話す高橋さん。経験を経て「婚活の経営学」をテーマに論文を執筆、国のデータベースにおけるダウンロード数一位になったことを明かしました。

高橋さんの分析に、森田さんも「すいません、ノート取っていいですか?」と熱心さを見せた今回の動画。視聴者からは「マッチングアプリしてたので、価値評価研究の話スッと腑に落ちた」「経営学おもろいなあ」といった声が寄せられています。

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