古市憲寿、松本人志を巡る吉本興業の対応に疑問 「タレントを守らない…」
古市憲寿さんが松本人志さんの性加害疑惑報道を受けての吉本興業の見解の変化について、「結果的に一貫してない態度」とバッサリ。
25日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、ダウンタウン・松本人志さんの性加害疑惑を巡る吉本興業の声明について報道。
社会学者の古市憲寿さんは当初の見解との落差について言及し、「結果的に一貫してない態度」と疑問を呈しています。
■吉本は一転「真摯に対応すべき問題」
24日、松本さんが『週刊文春』(文藝春秋)で性加害疑惑を報じられた問題を受けて、所属事務所の吉本興業側が公式サイトで「当社としては真摯に対応すべき問題と認識しております」との見解を発表。
先月27日の段階では強気な姿勢で否定していた事務所ですが、ガバナンス委員会を開催したところ一転、「当初の『当該事実は一切なく』という会社コメントが世間の誤解を招き何を指しているのか不明確で混乱を招いたように思う」と指摘されたとのこと。
松本さん個人は発行元の文藝春秋などを提訴していますが、所属事務所は「所属タレントが提訴した訴訟の経過も注視しつつ事実確認をしっかり行った上で何らかの形で会社としての説明責任を果たす必要がある」という方向性を表明しています。
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■古市「火消しに躍起だと思う」
谷原章介さんは、「古市さん、当初松本さんと吉本興業は一体のような感じがあったんですけどだんだん吉本興業側は客観的な所にポジションを変えて言っていますけど、どう思いますか?」と古市さんに問いかけ。
古市さんは、「やはり万博という国際イベントを吉本は控えているので、そこで火消しに躍起だと思うんですね、松本さんたち、もしかしたらタレントさんたちと自分たちは関係ないという」と、言外の意図を予想しています。
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■事務所の「一貫してない態度」を疑問視
さらに古市さんは、「でも、だったら初めの第一報でそういうに声明を出すべきではなかったし、逆に今立場を変えてしまうことで、タレントを結果的に守らない企業なんだなってイメージが印象づけられたと思うんですよ」と、見解が大きく変わったことを疑問視。
続けて「結果的にこの一貫してない態度っていうのが逆に不信感を与えるんじゃないかと心配で」と、同事務所にとってイメージダウンにつながるのではないかと懸念しています。
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■『週刊文春』は力を持ってしまった?
一方で「僕がすごく最近思う」こととして、「文藝春秋社っていう『週刊文春』を出している雑誌の出版社というのは、はたして清廉潔白なのかとすごく思うんですよ」と発言。
今回の報道の影響の大きさに言及し「これからは多分、これだけ『週刊文春』が力を持ってしまった以上、『週刊文春』側の社員とかに対し、より厳しい世間の目が向けられるんじゃないかなと思います」と、「力を持つ者の動向に関心が寄せられる」構造について分析しています。
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(文/fumumu編集部・星子)