谷原章介、ボランティア受け入れの課題を考察 「現地の行政じゃなくて国が…」
能登半島地震の被災地で人手が不足してボランティアのニーズが高まる中でボランティアの受け入れ態勢の確保が課題に。
22日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、能登半島地震の被災地を支援しているボランティアの活動に密着。
実績のある専門家は徐々に現地入りをしている一方で一般のボランティアの受け入れは進んでおらず、司会の谷原章介さんは今後の課題についてコメントしています。
■ボランティアの受け入れ態勢に言及
同番組では、能登半島地震からの復旧に向けて、被災地ボランティアの受け入れ態勢が整っていない問題について掘り下げ。
金沢市では先週から一般のボランティア活動が開始され、15日から開始した一般ボランティアの募集にはすでに1万人以上の登録が。
しかし知事は、被害が大きい地域について「ボランティアの方々が入ることができるための道路を開く準備をしています。1週間以内には1ヵ所でもボランティアの方々を受け入れて対応できるようにしたい」と話し、未だ受け入れ体勢が整っていない現状を明かしています。
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■「行政がパンクしがち」な現状も
現地では、高齢な母親が夜中に外に出ないように避難所にも行かず、玄関に椅子を2つ置いて眠っている60代の男性も。
被災地支援の研究をしている藤室玲治特任准教授は大学生2人を連れて現地に入り、上記の男性の寝床を片付けて居心地が良くなるように家の片付けも。
こういった支援の重要性が浮き彫りになしましたが、災害時は住民からの行政へのニーズも発生しているため行政がパンクしがちとのことです。
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■谷原章介は行政スタッフを気遣う
谷原さんは「やはり行政のみなさんも本来やっぱり被災者でもありますから、ご自身の生活のことを置いておいて皆さん働いておられると思うんですけれども。なかなか水道とか道路とかいろんな復旧が進んでいかない中、忸怩たる思いでがんばっておられると思うんです」と、行政スタッフを気遣う言葉も。
続けて、「被災者の方は生活でいっぱいいっぱいでなかなか片付けに手が回らない。でも方やインフラが整わないからホランティアも来られないという本当に難しい状況にあると思うので…」と考察しています。
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■「現地の行政じゃなくて国が」と要望
さらに谷原さんは、「一日も早く人手をなんとか入れられる体勢を、これってもう、現地の行政じゃなくて国が現地に本部みたいなものを作って采配してほしいですよね」という要望も。
ボランティアを必要としている人とボランティアをしたい人がいる状況で「ニーズとやりたい人をうまくあわせていっていきたいですよね」と呼びかけ、被災地支援の募金活動についても案内をしました。
フジネットワーク サザエさん募金 令和6年能登半島地震被災地救援
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(文/fumumu編集部・星子)