“日本発”のカーネル像、KFC店舗に置かれた「日本ならではの理由」に驚き…
今やKFC店舗のトレードマーク、カーネル像。設置された背景には…。
15日放送の『水野真紀の魔法のレストラン』(MBS)では、ケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)の創業者である、カーネル・サンダース氏の立像こと「カーネル像」が店頭に置かれたきっかけについて明かされました。
■万博で普及、テスト販売のはずが大人気
今や日本でも知らない人がいないほど有名なKFCですが、国内で知られるきっかけとなったのは、1970年に大阪府で開催された「日本万国博覧会」。
唐揚げとは違い、骨付きの鶏肉を手づかみで食べるフライドチキンは当時の日本人にとっては未知の料理。
アメリカ館にてテスト販売としての出店でしたが、1日最高280万円(現在に換算すると約930万円)の売上を記録し人気に勢いをつけ、その年の11月に、名古屋に国内1号店をオープンしました。
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■理髪店に間違われるため立像を設置
しかし当時の店の外観は、赤と白のストライプ柄。まるで理髪店のような見た目に勘違いする客が出てしまうため、その対策として「カーネル像」が店頭に設置されたといいます。
同社関係者によると「創業メンバーが視察でカナダを訪れた際、倉庫でイベント用に作られた像を発見し、カナダからわざわざ持ち帰った」と大変な背景があったよう。
「当時の日本ではKFCがまだ馴染みがうすく、そこで創業者をお店のアイコンにしたらどうだろう?」と考慮した結果、設置に至ったことが明かされました。
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■11月21日は「フライドチキンの日」
店先に置かれたカーネル像は「あのおじさんがいる店」と知られ、一気に知名度を上げるきっかけに。
しかし知名度が上がりすぎた結果、1985年の阪神タイガース優勝の際は道頓堀に投げ込まれたカーネル像。像はその後“救出”され、同社のオフィスにて“幸福の象徴”として展示されているといいます(当然見た目はかなりの変化あり)。
ちなみに11月21日は「フライドチキンの日」。KFC公式アカウントによると「日本国内のKFC第1号店がオープンしたこの日を『フライドチキンの日』として2015年に記念日登録しました」とのこと。同店に関する豆知識やお得な情報などが見られる公式アカウントも要チェックです!
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