『24時間テレビ』水難事故が相次ぐ琵琶湖で“横断遠泳リレー”に「不謹慎」と疑問の声

テレビ局への批判、出演するジャニーズタレントへ同情の声。

日本テレビ

26日~27日に放送される『24時間テレビ』(日本テレビ系)で「イッテQ遠泳部」が挑戦する“琵琶湖横断遠泳リレー”に、「続行する意味がわからない」など批判的な声が寄せられています。


■「イッテQ!遠泳部」で琵琶湖を横断

番組内で放送する「世界の果てまでイッテQ!」では、“琵琶湖横断遠泳リレー”(琵琶湖を横断する6時間遠泳)に挑戦することが発表されました。

挑戦するのは「イッテQ!遠泳部」からは内村光良さん、宮川大輔さん、中岡創一さん、みやぞんさん、ガンバレルーヤ。そして、昨年の同番組でトライアスロンに挑戦した村山輝星さん、『news every.』のキャスターを務める藤井貴彦アナウンサー、今年のメインパーソナリティーを務めるなにわ男子の高橋恭平さんが“特別入部”として参加することが決まっています。


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■8日間で3人が死亡

毎年夏に行われている「びわ湖横断リレー水泳大会」ですが、8月に入り琵琶湖での水難事故が相次いでいます。

7日、小学4年の男児が遊泳中に溺れて死亡。9日は飲酒後に遊泳した47歳の女性が溺死、14日にはスリランカ人・48歳の男性が溺死、18日、19歳の男子大学生は行方不明と、7~14日の8日間に3人が死亡しています。

そのため“琵琶湖横断遠泳リレー”が発表されると、ネット上では「先日人が数名亡くなっている場所なのに実行するんだ。不謹慎すぎる」「最近死亡事故が多発してる場所で“チャレンジ!”って実施するのどうなの?」「事故が多いことを受けても続行する意味がわからない」「なにわ男子が泳いだ場所だーって、軽い気持ちで泳ぎに行く人増えるの想像できなかったのかな」など疑問の声が寄せられました。


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■テレビ局への批判、ジャニタレへの同情

そもそも、ジャニー喜多川性加害問題において、テレビ局の報道姿勢には疑問の声や厳しい目が向けられている現在、『24時間テレビ』メインパーソナリティーになにわ男子を起用し、続行する日本テレビに対し、批判の声が殺到していました。

フジテレビでは、毎回ジャニーズ事務所の所属グループが“スペシャルサポーター”を務めることでお馴染みのバレーボールワールドカップ中継において、就任が予定されていたジャニーズJr.の「Aぇ!group」の起用を取りやめに。実際には参加国から「NO」を突きつけられた結果であると報じられていますが、両者が改めて協議し、ジャニーズ事務所に批判が集まる現状を踏まえての判断としています。

そんななか、なにわ男子をメインパーソナリティーとした『24時間テレビ』の今回のテーマは「明日のために、今日つながろう。」

「子供、環境、SDGsなど、未来に向けて考えるべき社会問題について考える」と発表されると、「創業者が性加害を繰り返していた事務所のタレントにやらせるテーマじゃないだろ」「ジャニー喜多川の加害を訴えて、未来を考える…ならわかるけど、やるわけないか」「出演を余儀なく出演させられてるジャニタレもかわいそう」「出演を見送りにしないことで彼らを傷つけてる。事務所も日テレも人権無視じゃん」など、日本テレビへの批判のほか、出演するジャニーズタレントへの同情の声も相次いでいます。


【冬野とまと】
千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーライター。高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。行動心理カウンセラーの資格ありだが、自分の行動が読めない。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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