橋下徹、困窮家庭の子供の栄養不足に持論 「高額所得者に回すお金を…」

『めざまし8』にて、食費などの値上がりの影響も受け、夏休みの子供の昼食代に事欠く家庭が少なくないことを報道。

橋下徹

7日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)に、弁護士の橋下徹さんが出演。

番組では夏休みに入り給食がなくなることで困窮家庭の子供が栄養不足に陥るケースを取材し、橋下さんも解決策について思いを巡らせていました。



■給食がなくなり子供の食費が負担に

夏休みシーズンになって子供の栄養を補っていた給食がなくなることで、食料を買うお金にも事欠く世帯も出てきます。

番組では、看護師として働きながら3人の子供を育てるシングルマザーを取材し、自分のおかずを減らしてでも子供たちに食べさせようとする姿を紹介。

母親は、夏の間はそうめん率が高くなり栄養不足が心配だと話しており、「子供からしてみても給食と比べてうちのメニューは少ないとかっていう思いは多分あると思う」と語っています。



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■体力低下や発育への影響を懸念

公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」によると、夏休み中の子供への食事支援申請があったのは6,412世帯で、調べを始めてから過去最多に。

支援を申し出た理由は、「十分な食料を買うお金がない」「長期休暇に入り給食がなくなるため食費が心配」などの理由が上位を占めています。

タンパク源として重宝していた卵も値上がりしてしまい、新鮮な野菜やフルーツも買えない家庭も多く、専門家は子供の体力低下や発育への影響を心配していました。



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■橋下「所得制限撤廃には反対」

橋下さんは「ここでこそ、こども家庭庁の出番だと思いますよ」と発言し、学校は文部科学省の所管になり、何かするときには全員を対象にしなければならなくなり、特殊事業として行うと学校施設が使えなくなると説明。

上記のような理由で学校施設で食べ物を提供する試みを、こども家庭庁や自治体にやってもらいたいと期待を寄せ、さらに「子育て支援の所得制限撤廃」にも言及。

大阪を例に上げ、「高額所得者にも授業力無料とか大阪でやろうとしているんだけど、そういうお金を子供たちに回せば1ヵ月くらい余裕で食費が出るんです」と主張しています。



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■高額所得者に支給するお金を子供に

橋下さんは政治家が高額所得者にもお金を支給することで世論を動かし支持を得ようとしていると話し、「高額所得者に回すお金をできる限り子供たちに回して支えていくということをやらなきゃいけないと思いますね」と断言。

自治体によっては食料の無料配布や、安価で栄養価が高い食堂などの取り組みをしているようですが、地域によって差があり、橋下さんは「高額所得者に今給付しているお金をちょっと回せば簡単にいけるんだから、こども家庭庁、政治の力でやってほしいですよ」と力説していました。

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(文/fumumu編集部・星子

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