国連が元Jr.のヒアリングを実施 完全スルーのテレビ局は…“番組審議会”にジャニーズ系列会社のタレントの名

在京キー局、三大紙が「国連来日に合わせて報道をする」と約束したなか…1局だけは完全無視。

ジャニーズ性加害問題当事者の会(JSAVA)

25日、国連は都内某所で「ジャニーズ性加害問題当事者の会(JSAVA)」メンバーにヒアリングを実施。

ヒアリング後の取材には民放キー局も集まる中、完全スルーな局が浮き彫りに。国際問題化となっている問題を取り上げない局の思惑は…? 各局の“番組審議会”について調べてみました。


■国連、ジュリー社長への聞き取りも予定

今月22日、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のピチャモン・エオファントン氏が来日。

被害者のひとりであり「ジャニーズ性加害問題当事者の会(JSAVA)」の副代表・石丸志門さんが先日、インタビューで「今回、平本くんが国連人権理事会に働きかけてくれてヒアリングまで至った」と話していたように、「JSAVA」代表を務める平本淳也さんが国連に意見書を送ったことから、大きな進展をみせました。

そして24日から8月4日にかけて、ジャニー喜多川の性加害を訴える元所属タレントや藤島ジュリー景子社長への聞き取りも行う予定であることが報じられています。


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■国連「非常に真摯に対応していただいた」

そして25日、都内某所・非公開で行われたヒアリング後「JSAVA」の石丸さん、中村一也さん、ハヤシさん、イズミさんの4名が報道陣の取材に応じました。

「ビジネスと人権」作業部会は、最終日の8月4日に記者会見を開く予定であり、それまで詳細を語れないものの、およそ2時間にわたり4人全員に対して専門家からのヒアリングがあったことを説明。

「寄り添って真摯に重大問題として受け取ってくれた実感がありました」と振り返り、「私たちの話をしっかり目を見て聞いてくれ、非常に真摯に対応していただいた。それぞれの思いを伝えることができたので、重大な問題として捉えてもらえたと思う」と語りました(※28日には大阪府で行われることが決まっています)。


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■民放キー局が「報道をする」と約束するなか…

今回、石丸さんはヒアリングの前日(24日)までに、自身のブログでテレビ東京を除く、すべての在京キー局、三大紙に「国連来日に合わせて報道をする」という約束を取り付けたことを報告しています。

返答のないテレビ東京については、「通常から独自路線を貫いていらっしゃることは重々承知しております」としながらも、“芸能界の揉め事”ではなく、社会問題・国際問題化していることを再度訴え。

「もちろん、当会に報道を強制する権利はありません。報道しない自由も尊重します」と伝え、「ご英断されることを切に願って止みません」と思いを綴りました。

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