元Jr.4名で「ジャニーズ性加害問題当事者の会」設立を報告 取材で語った“現役ジャニーズ”への思い

副代表を務める石丸志門さんが取材に応じ、これまでの経緯を振り返り、現役ジャニーズへの思い、ジュリー社長への思いを語りました。

■結成日はジャニー喜多川氏の命日

石丸さんが、後輩たちに申し訳なさと罪悪感を抱いているなか、休止状態だったブログへ1通の書き込みがあったといいます。

石丸:「あなたは“ジャニーズ評論家”といっているのに、この問題には口を閉ざしているんですか」という書き込みを見て、これはもう世の中に言わないとダメだと決心しました(その後5月21日、「ジャニーさんごめんね」とのタイトルで性被害を告発)。

2019年東京ドームで行われたジャニー喜多川の「お別れの会」では関係者で入ったので、事務所から“御礼状”のようなものを貰えたんですね。昨年までは、それを神棚じゃないですけど、高いところに飾って、毎年7月9日(ジャニー喜多川氏の命日)に手を合わせていたんです。

ただ今年は…ジャニー喜多川の命日を「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の結成日にしようと話し合いました。


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■現役ジャニーズに「相当苦しんでいるだろうな、と」

――カウアンさんが性被害を告発した際、信じたくない人たちからは「売名だ」などの心無い言葉も多く見られました。当初からは風向きが変わったように感じますが、現在は「タレントに罪はない」という思いと、「知っていて今も黙っているタレントは加害者」という思いと複雑な感情を抱いている人も少なくないようです。

今、石丸さんは現役で活動しているジャニーズタレントに対して、どのようなお気持ちなのでしょうか。

石丸:かわいそうだと思います。相当苦しんでいるだろうなと。なかには言おうとしている人もいると思うんですよ。でも必死に事務所が止めているという気がしています。

僕は辞めている身分だし「加害者の一端」という側面も持っていることを理解できているけれど、現役の人たちはお仕事としてテレビに出ている。お仕事には真剣に向き合わなくてはいけない、笑顔を振りまかなくてはいけない。

本当は言って楽になりたいと思っている人も少なくないと思うんです。だけど言えない、言わせてもらえない人もいると思うと、非常にかわいそうだと感じています。


■ジュリー社長、白波瀬副社長への望みとは

――また、石丸さんは藤島ジュリー景子社長に対してブログ内で「もう疲れたでしょ、話し合いのテーブルに着けば楽になるんだから、まずは表に出てきて嘘ついてましたごめんなさい、って言って謝っちゃいなよ。こんなふうに声をかけてあげたいです」と綴っています。

石丸:下手に「じゃあ責任取ります、辞めます」って財産だけ持って、ジュリーさんはドバイに、白波瀬さんはバリ島に、なんて逃げられても困る。世間の逆風は浴びつづけてもらって、何千人になるかわからない被害者にひとりひとりへの謝罪を、ライフワークとしてやっていくしかないと思っています。


石丸さんは、ジュリー社長と白波瀬副社長に対して「最後のひとりまで、お詫び行脚をつづけてくれ。それが僕らの望んでいることです」といい、「今、起きている追い風は逃したくない」と語りました。

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(文/fumumu編集部・長谷川 瞳

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