山下達郎が放った3つの問題発言 「憶測」「飛び交う」「私の音楽は不要」
元朝日新聞社ワシントン支局長は、山下達郎さんが語った言葉に「非常に残念」と語りました。
YouTubeチャンネル『Arc Times』が9日、生配信を実施。
元朝日新聞社ワシントン支局長でArc Timesの代表取締役・尾形聡彦さんは、歌手・山下達郎さんが語った言葉に考えを述べ、「非常に残念」と語りました。
■ラジオ番組で7分間のスピーチ
9日放送のラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』(JFN系)にて、歌手の山下達郎さんが、世間を賑わせている件に言及し、およそ7分間に渡りスピーチをしました。
音楽プロデューサー・松尾潔さんを突然の契約終了になったことについては、山下さん自身は、社長の判断に委ねたと説明。
「松尾氏がジャニー喜多川氏の性加害問題に対して、憶測に基づく一方的な批判をしたことが、契約終了の一因であったことは認めます」とし、理由はそれだけではないと説明しました。
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■「憶測に基づく一方的な批判」発言
尾形さんは、山下さんの「憶測に基づく一方的な批判」との発言に、「山下達郎氏の今回の性加害問題に対して“憶測”と見ていると伺わせる内容」とコメント。
つづけて「松尾氏が言っていることは、正論だと言っている人がほとんどだと思う。それを“憶測に基づく一方的な批判”というのは、社会の受け止めとは随分違うと思った」と、今や多くの被害者が声をあげ、ジャニーズ事務所は認めていないにせよ世間では「ジャニー喜多川氏の性加害はあったのだろう」と見ているなかでの「憶測」発言について考えを述べます。
また「知っていることが何もない」と語った山下さんに対して、「これだけ話が出てきているわけで、知るように努力するべき」「裁判で認定した事実、ジュリー社長が謝罪した事実と比較してもバランスを欠いてる」「山下氏の認識というのは1998年以前にとどまっていて、そこから抜け出したくないと意思が読み取れる」と話しました。
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■「告発や報道というのが飛び交う」発言
「性加害に対する様々な告発や報道というのが飛び交う」という発言もありましたが、尾形さんは「ここもすごく問題。犯罪ですから、それを“飛び交う”という言い方。空中戦で飛び交っていて、ご自身の思いはやっぱりここには全然ない」と見解を示します。
また、山下さんが「私にとって一番大切なことは、“ご縁とご恩”」と言った言葉に対して、尾形さんは「義理人情や恩が大事なのはわかるけど、アイドルになる前の卵たちが被害に遭っていたという告発が出ているなかで、“義憤”というのは感じないのかと問いたい」と怒りを滲ませました。
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