山下達郎、ジャニー喜多川氏の性加害報道に「知っていることが何もない」「作品に罪はない」

山下達郎さんが語った言葉に、ネット上では「ジュリーにつづき『知らなかった』発言とは」とのコメントも。

■ジャニー喜多川氏の性加害「漠然とした噂でしかなく」

またネット上では、ジャニーズ事務所に対して、スマイルカンパニー及び山下達郎さんの忖度では? との声が多くみられますが、これについて「根拠のない憶測」とコメント。「今の世の中は、なまじ黙っていると言ったもの勝ちで、嘘の情報が拡散しますので、率直にお話する必要性を感じた次第」と番組を通して語る経緯を明かしました。

そのほかジャニー喜多川氏の性加害について「今回の一連の報道がはじまるまでは、漠然とした噂でしかなく、裁判のことすら聞かされておりませんでした」と、いわゆる“知らなかった”といい、「性加害が本当にあったとすれば、それはもちろん許しがたいこと」としながらも、「私自身がそれについて、知っていることが何もない以上、コメントの出しようがありません」とつづけます。

自身のことを「音楽業界の片隅に位置する者」と表現した山下さんは、「自分はあくまでもいち作曲家、楽曲の提供者」と、ジャニーズ事務所の内情まで知りようがない、と再度訴えました。


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■「功績に対する尊敬の念は今も変わっていません」

最後に、ジャニー喜多川氏との出会いなどを振り返った山下さんは「功績に対する尊敬の念は今も変わっていません」「私の人生にとって一番大切なことは“ご縁とご恩”です。ジャニーさんの育てた数多くのタレントさんたちが、戦後の日本でどれだけの人の心を温め、幸せにし、夢を与えてきたか」とジャニー喜多川氏への想いを吐露。

つづけて「ジャニーさんの才能を認めることと、性加害を容認することは全くの別物。作品に罪はありませんし、タレントさんたちも同様」「性加害を擁護しているのではありません」と繰り返しました。

今回の放送には「真摯なコメントに沁みみました」「話してくれたことに敬意」「おっしゃるとおり、楽曲に罪はない」など好意的な反応もある一方で、「山下達郎の釈明。残念だ。 結果的に性加害を長年助長したことなってることに対する思いは何もないのだろうか」「ジュリーにつづき『知らなかった』発言とは。残念」「最後まで『本当にあったとしたら』とか『松尾氏が憶測で』とか、あれだけ被害者が声あげてんのに認めてないんだとがっかり」などのコメントも見られます。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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