松本人志『水ダウ』企画への方針明かす 「炎上するなって見ててわかる。でも…」

冠番組『水ダウ』企画について色々感じることもあると話す松本さんですが…。

松本人志

18日放送の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)に、俳優の伊藤英明さん、元テレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行さんが出演。

MCを務めるお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さん、タレントの中居正広さんと共に、テレビ業界の「コンプライアンスと炎上」について語りました。


■佐久間P「コンプラも“2つ”ある」

番組後半、松本さんは「やっぱり文句言う人の力のほうが強いから『面白かったぞ!』っていう人の声を拾い上げるシステムができればいいんでしょうね」とコメント。

中居さんも「肯定している人よりも、否定している声のほうが際立ってしまうというか…」と考えに賛同します。

また佐久間さんは「コンプラも“2つ”ある」と持論を展開。

「どんな表現も傷つく人はいるから、傷つくことを理解したうえで作ってる“良いコンプラ”」と「作成側・管理側のリテラシーが低い場合に起きる、なんでもかんでもNGになってしまう“悪いコンプラ”」の両方があると話します。


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■松本「それで番組が終わるんだったら…」

「多少の炎上も番組作りのなかでは仕方ない、って踏まえている番組のほうが良い表現ができてる」と佐久間さん。

これに松本さんは「バズりと炎上は“紙一重”」と語り、「炎上のなかに浮島のようにバズりがあるから、パラシュートで降りてきて、なかなかバズりに着地することが相当難しい」と見解を示します。

また松本さんいわく、冠番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では、収録時に「この企画は炎上するかも」と感じることがあるそう。

「これは絶対に炎上するなって見てて分かる。でも、ほとんどが口出ししたことがなくって」と松本さん。

「それをスタッフに言っちゃうと萎縮しちゃうから…。炎上するんならしたらいいんじゃない?」という考えでいると明かし「最悪、それで番組が終わるんだったら、仕方ないと思うくらいに腹くくってやらないと、面白いもんはできない」と覚悟を語りました。


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■「お笑いは“劇場”に戻るような気がしてて」

佐久間さんは「今の世の中で一番嫌がられるのは“嘘”」と話し、松本さんもこれに強く共感。

一例として「千鳥の大悟くんがスキャンダルがあっても、それは“言ってる”から炎上しない」と「ワイドショーの出演者などが不祥事を起こすと大炎上する」を挙げ「今の世の中、スキャンダルが嫌いじゃなくて、嘘をつくのがすごく嫌い」と語る佐久間さん。

また最後には、佐久間さんが「ダウンタウンのような二人は現れるか」と今後のお笑い界について質問します。

これに松本さんは「いったんお笑いは“劇場”に戻るような気がしてて」と話し「これから劇場が盛り上がってくる可能性が非常に高い。テレビは飽和状態だから」とコメント。

また自身の引退があれば、それをきっかけになにか変化が起きるのではないか、とも語りました。

『まつもtoなかい』は6月25日までTVerで視聴可能

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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