『クローズアップ現代』の内容に… 改めてメディアに対する厳しい声「何を感じてますか?」「共犯」

視聴者から、報道しなかったメディアに対して「今もトラウマに苦しむ被害者の声をきいて 何を感じてますか?」との声も。

■第三者委員会を設置しないことに「繰り返されてしまう」

スタジオに出演したジャーナリストの松谷創一郎さんは、この件について「民法もNHKも報道に対して抑制的。このことが一番大きな問題」「各社がそれぞれ過去を振り返って検証するべき。事務所は第三者委員会を設置すべき」とコメント。

また、韓国では政府が窓口を設置していることや、アメリカでは芸能人同士で組合を作っていることを例に出し「どういうやり方がベターかはわからないが、シ社会全体で議論していかないと、日本社会で、芸能界で同じことが繰り返されてしまう可能性がある」と伝えました。


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■「トップが明確にすることが大事」

ジャニーズ事務所の対応として「ホットライン(匿名相談窓口)の設置」「保護者同伴の説明会の実施」「コンプライアンス教育の実施」「保護者宅からの活動参加」と発表しています。

これに上智大学・准教授の齋藤梓さんは、一定の評価をしながらも「窓口を設置するといっても、中にいる人たちは組織が性暴力やハラスメントに対してどういう姿勢を取るか、ということがわからない」「トップが性暴力とはなにか、それは許されない、ということを明確にすることが性暴力の発生しない組織をつくる上では非常に大事」と意見を述べました。


■メディアに厳しい声

今回の放送に、視聴者からは「思った以上に具体的で衝撃的」「『報道しなかった忖度』を認めたのは、TBSのnews23と日テレDAYDAY.の武田アナ、NHKのクローズアップ現代だけ。報道しないテレビ局は、ある意味 “共犯” だと思う」「今もトラウマに苦しむ被害者の声をきいて メディアに携わるってきた人たち 今何を感じてますか?」とのコメントが確認できます。

最後に「これからも問題に向き合っていきます」と語った桑子キャスター。報道だけではなく、NHKとして今後どのような対応を取るのか、注目が集まっています。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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